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東日本旅客鉄道(9020) 天候不順の影響で今期当研究所予想を若干減額も、来期の見通しは維持

QUICK企業価値研究所アナリスト 唐木健至(2018/11/26)

・訪日客の取り込みなどで緩やかな増益局面が続こう
 上期決算発表を受け企業価値研究所では、今19/3期の連結業績予想を微修正。営業利益を4850億円→4830億円(前期比微増)とした。9月の大型台風など天候不順の影響で鉄道の利用が想定ほど伸びていないことを勘案し予想をやや引き下げた。一方、前期との比較では、景気回復に伴い鉄道の利用が増えるほか、新規開業の効果で駅売店や駅ビルの収入が伸びると想定。燃料価格の上昇に伴い鉄道の動力費が増えるとみるが、営業微増益の予想としている。
 来20/3期の連結業績は、営業利益4990億円(前期比3%増)を予想。天候不順の影響を考慮した基礎トレンドとしては、鉄道の利用が想定通りに推移しており、従来予想に変更はない。前期との比較では訪日客の取り込みなどで鉄道の利用が増えるとみて、増益の予想としている。

・上期は景気回復で鉄道運輸収入が増加
 19/3期上期の鉄道運輸収入は前年同期比1%の増収に。天候不順による運休や出控えの影響はあったが、景気回復に伴う輸送需要の活発化もあり増収を確保した。

・リスクファクター ~大規模地震の発生など

・アナリストの投資判断 ~足元は若干割安。着実な利益成長をにらみながら水準を切り上げる展開を予想
 直近株価での20/3期当研究所予想PERは13倍程度と、過去3年の平均(14倍強)をやや下回る。当研究所では、景気回復に伴い、ここ数年は輸送需要の堅調な推移が続いていることなどから、株価も過去3年と概ね同等の評価が妥当と考えている。足元の株価には若干の割安感があり、今後は着実な利益成長をにらみながら、徐々に水準を切り上げる展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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