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安川電機(6506) 業績は今期厳しめだが来期は回復を予想。直近で受注に回復の胎動

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2019/04/19)

・前期業績は会社計画比未達。今期は減収減益を予想
 19/2期の売上高は4746億円、営業利益は498億円。会社が示す前期通年の参考値との比較で増収減益。売上高は過去最高だったが、業績を牽引してきたACサーボモータの急減速、在庫圧縮の影響等で利益は終盤に減速。営業利益は会社従前計画530億円を下回った。企業価値研究所は20/2期の営業利益を450億円と予想。受注減速を踏まえ期の前半の業績停滞を見込み、通期でも減収減益を見込む。会社の20/2期計画(営業利益465億円)はややハードルが高いとみている。一方、足元の3、4月のACサーボモータの受注には回復の動きがあり、中国等で水準が明らかに上がってきている模様。経費抑制等もあり、利益水準の大幅な低下もないとみる。

・5G関連需要等で来期からは業績回復を予想
 当研究所では21/2期は増収増益への転換を予想。20/2期後半からの5G関連需要、中国市場の持ち直し等による受注回復で業績の発射台が高まるとみる。22/2期業績も5G対応スマホ関連の需要、自動化関連の底堅い需要等背景に続伸を見込む。配当性向上昇、自己株取得等株主還元強化の姿勢がみられる点は評価したい。

・リスクファクター ~為替、米中貿易摩擦等

・アナリストの投資判断 ~割高感あるが受注回復の動き等背景に当面堅調維持を予想
 現状当研究所の20/2期予想に基づくPERは約33倍となり、セクター平均や同社の過去平均を大きく超過。業績見通しからみるとやや割高感がある水準といえる。短期間に急ピッチで上昇したため、一旦調整する可能性もあるとみる。ただ、中国景気の回復期待等を背景に設備投資・FA関連株全般のセンチメントは改善傾向。受注に回復の動きが出てきていることや株主還元強化も好材料で、当面の株価は堅調を維持すると予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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