個人投資の未来を共創する
QUICKとFinatextの金融情報プラットフォーム

ホーム ニュース・記事 楽天証券、初心者向けに「対面型」の資産形成セミナー 

楽天証券、初心者向けに「対面型」の資産形成セミナー 

QUICK資産運用研究所=高瀬浩

ネット証券大手の楽天証券は2日夜、投資初心者向けに資産形成に関するセミナーを都内で開いた。昨年から8回にわたって開催したオンラインセミナーではチャットを利用した質疑応答が活発で、その際に参加者から対面型セミナーへの要望が多くあがったため、初めて「リアル」に開催する運びとなった。

今回のテーマは「どうする!?老後資金2,000万円不足!?~iDeCo、NISAをはじめ、個人の『資産形成』の疑問を解決!~」。事前に募った質問を整理したうえで、講師を務めた楽天証券経済研究所ファンドアナリストの吉井崇裕氏が解説を交えながら回答していった。

参加者は250人近くにのぼり、初心者(投資未経験者)と投資経験者は半々程度。40代以下の参加が大半で、20代も少なくなかった。男女比は6対4。会社帰りとみられるスーツ姿の男性も散見されたが、リラックスした装いでの参加者が目立った。

■なぜ資産運用が必要?

質問は大きく分けると①資産運用の必要性②必要な資産額③一番大事なこと④資産運用を始めた後の注意点――の4つ。主な質問は以下の通り。

①資産運用の必要性
 ・いま老後を過ごしている高齢者は、現役時代にどう資産をつくったか。
 ・なぜ運用しないといけないのか。
 ・預貯金ではだめなのか。

②必要な資産額
 ・老後2000万円で本当に大丈夫か。
 ・月30万円で生活するとして、いくら資産額があれば安心できるか。
 ・少額で投資を始めて2000万円貯めるには、リスクを覚悟してハイリターンの投資をすべきか。

③資産運用で一番大事なこと
 ・どうすれば資産を増やせるか。
 ・おいしい話より、危険性や難しさを知りたい。
 ・株式で老後の生活費を稼ぎたいが、注意点は。
 ・国の制度をうまく使った資産形成を学びたい。
 ・個人型確定拠出年金(iDeCo)と少額投資非課税制度(NISA)の違いは。
 ・投資信託を買いたいが、選ぶ基準やリスクなどを知りたい。
 ・年利4%前後を目指すポートフォリオを作るには。

④資産運用を始めた後の注意点
 ・運用開始後、どのような考え方で売却すべきか。
 ・ポートフォリオの見直し方法が知りたい。
 ・20代が初めて投資する際の注意点や意識すべき点は。
 ・リスクヘッジの方法を知りたい。

■資産分散投資のススメ

吉井氏は質問に対して具体的な例を挙げながら、資産運用の重要性を解説した。例えば、夫婦世帯で65歳以降の生活費が月30万円必要として、年金が月25万円入るとしたら、不足分の月5万円は20年間の累計で1200万円の不足になる。仮に65歳までの35年間に年率5%のリターンで運用できれば、月1万円でも必要額に近い1113万円が貯まるとの試算を示した。

複数の資産に分散投資する有効性も説いた。相性の良い組み合わせを見つけるには2資産の値動きの連動性を示す「相関係数」が参考になると説明し、年率4%を目指すポートフォリオの一例として、内外株式が50%、海外債券が30%、内外REIT(不動産投資信託)が10%、金(ゴールド)が10%の資産配分比率を紹介した。

吉井氏はまとめとして、「働いて安定的な現金収入を得るのが投資に対する最大のリスクヘッジになる」と強調した。参加者の目は真剣そのもので、吉井氏の解説に熱心に耳を傾けていた。「老後2000万円問題」をきっかけにした資産形成への関心の高まりを実感するセミナーとなった。

20代で株式投資の経験がある男性会社員は「『人生100年時代』を繰り返し耳にするようになり、もう少し安定的な資産形成をする必要性を感じて参加した」という。投資経験のある40代男性会社員は「改めて資産分散の考え方を学ぶきっかけになった」と話していた。

記事・新着ニュース

記事
記事がありません。

ニュース

ニュースがありません。

銘柄名・銘柄コード・キーワードで探す