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信越化学工業(4063) 半導体デバイス市況に回復の兆し。引き続き堅調な業績推移を見込む

最終更新 2019/10/29 09:52

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2019/10/28)

・今期は小幅営業増益を確保へ
 20/3期の連結業績について企業価値研究所では、売上高が前期比2%減の1兆5600億円、営業利益が同3%増の4150億円を予想する。塩ビ樹脂の市況悪化などを織り込んで従来予想を売上高、営業利益とも小幅下方修正したものの、連結全体で大きな変更はなく、前期比では若干ながら増益になると考える。半導体シリコン部門では、市況が低迷する中、長期契約の効果で高水準の出荷を継続。半導体デバイス市場には回復の兆しも出ており、今後も着実な業績拡大が見込まれる。塩ビ樹脂の市況低迷などマイナス要因もあるが、連結全体で業績は堅調に推移しよう。続く21/3期以降も、主要製品の販売数量増と値上げ、合理化の効果で業績拡大が続くと予想する。

・2Qは減益だったが、利益は高水準を維持
 20/3期上期の連結営業利益は前年同期比1%増の2105億円となった。塩ビ・化成品部門が市況悪化で減益だったが、半導体シリコン部門が2桁の増益となり、連結全体で微増益を確保した。2Qは前年同期比、1Q比とも減益だったが、利益は高水準を維持している。

・リスクファクター ~半導体市況の回復の遅れなど

・アナリストの投資判断 ~株価に割高感はなく、引き続き上昇を見込む
 18年末を直近の底にして株価は大きく上昇。世界的な半導体関連銘柄の好調も追い風となり、足元では18年2月以来の高値圏にある。直近では来期の当研究所予想連結PERで約15倍と、電子材料メーカーの平均をやや上回るが、同社の過去のレンジである16~18倍との比較で割高感はない。半導体シリコンをはじめとした各部門とも来期以降は総じて拡大し、連結全体で順調な業績の伸びが見込まれる。世界的なマクロ経済成長鈍化などの影響も懸念されるが、同17倍程度の評価は可能であり、18年1月につけた上場来高値の更新が視野に入ると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

伊藤 健悟

シニアアナリスト

化学・繊維セクター担当

【プロフィール】
大阪大学経済学部卒業。山一證券入社、メリルリンチ日本証券を経て、現在に至る。
山一證券在籍時は個人向け営業に従事。マクロ、ミクロの両面からの事業環境・経営状況の分析に加え、その際に培った個人投資家の視点も重視しつつ、レポートの作成や講演などを行うことを心がける。

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