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日野自動車(7205) タイなど各地域のトラック需要低迷を考慮し、業績予想を再度減額

最終更新 2019/11/7 09:29

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2019/11/06)

・上期は14%営業減益。下期も厳しい情勢が継続へ
 会社側は上期決算発表時(10月30日)に、20/3期通期の連結営業利益計画を、900億円→680億円(前期比22%減)へ下方修正。営業増益見通しから一転、営業減益計画へ変更した。インドネシアや米国など海外販売台数の想定を引き下げたほか、為替レートの前提も円高方向に見直した。企業価値研究所も、営業利益予想を820億円→690億円(同20%減)へ減額。インドネシアや米国での販売動向を踏まえ、8月時点で期初の会社計画を下回る予想にしていたが、世界経済の減速、それに伴うトラック需要の低迷などを考慮し、タイやフィリピンなどアジア中心に各地域の販売台数を一段と引き下げた。上期は、連結営業利益で前年同期比14%減と苦戦したが、下期も厳しい情勢が続くとみている。

・来期回復予想だが利益水準は従来想定より低めに
 21/3期以降は、インドネシアの需要復調や米国での拡販、高採算な保有ビジネスの拡大により、営業利益は回復基調に転じると予想するが、従来の水準には届かないと考えた。同社は、新車ビジネスに加え、保有ビジネスも拡大させ、26/3期に営業利益率10%を目指す方針を掲げているが、現状の営業利益率との乖離は大きい。

・リスクファクター ~新興国でのトラック需要など

・アナリストの投資判断 ~利益成長に不透明感。上値余地は限定的と予想
 直近の株価に基づく翌21/3期の当研究所予想PERは13倍。過去60カ月の平均PERとおおむね同水準にあり、割安感はない。当面の株価は、これまで利益成長の源泉として考えられてきたインドネシアや米国などでの本格的な販売回復が確認されるまでは、上値余地は限定的と考えている。

 

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト

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