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ダイキン工業(6367) 中国減速や為替の逆風等厳しい環境下で着実に利益創出する力を評価

最終更新 2019/11/15 09:40

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2019/11/14)

・引き続き今期は会社計画より強めの利益を予想
 業績は成長が続いており、20/3期上期は前年同期比4%増収、営業利益は同5%増の1683億円と過去最高。主力の空調事業で猛暑効果の欧州、駆け込み需要があった日本で販売が拡大し、景気減速の中国でも現地通貨ベースの増収、高い利益率を確保。空調事業の増収増益で化学事業の低迷を補った。利益面では為替の負の影響が拡大したが、拡販やコストダウン、売価上昇の効果で吸収した。会社は為替影響も踏まえ通期計画の売上高を減額したが、営業利益2850億円(前期比3%増)は据え置いた。企業価値研究所は20/3期の営業利益を2900億円と予想。予想をやや下げるが、堅調な空調、高い利益創出能力を評価し、会社計画比上振れを見込む。

・来・再来期予想は減額も引き続き最高益更新を予想
 当研究所の21/3期、22/3期の予想もやや減額。為替の負の影響を織り込んだ。ただ、空調事業の拡販やコストダウン効果で最高益更新が続くとの見方は維持する。北米、アジア、中国等の海外空調事業の成長、化学事業の回復等を見込む。「FUSION20」の21/3期目標(営業利益3480億円)は現状高めだが、追加施策の効果が期待される。財務懸念は少なく、配当は増加が見込まれる。

・リスクファクター ~貿易摩擦、為替、天候など

・アナリストの投資判断 ~短期的には割安感薄れたが中長期では一段の上値余地
 株価は直近で上昇し過去最高値圏にある。現状の当研究所の20/3期予想PERは約23倍。製造業や機械セクターの平均(約19倍)より高く、同社の過去3年平均(21倍程度)もやや上回る。短期的には割安感は薄れており、現状の株価は概ね妥当な水準と考える。最高益更新が続く見通しを踏まえると、中長期でみれば一段の上値を試す余地があるとみる。

 

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

柊 宏二

シニアアナリスト

金融(銀行)・機械セクター、投資戦略、マクロ経済担当

 

【プロフィール】

一橋大学経済学部卒業。三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入社後、支店勤務を経て銀行系シンクタンクの三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に出向。マクロ経済調査などに従事する。銀行に復職し大企業審査、企業再生などの業務担当を経て、06年に当社入社。銀行を中心とした金融セクターの調査に加え、製造業(機械中心)の調査、投資戦略、マクロ経済調査、なども担当する。顧客向けセミナー・研修・勉強会講師の実績多数。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 銀行評価実施アナリスト

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