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ソフトバンクグループ(9984) 投資ファンド事業の業績悪化で上期は156億円の営業赤字

QUICK企業価値研究所アナリスト 山藤秀明(2019/11/25)

・今期営業利益予想は7770億円へ7950億円減額
 20/3期上期の営業損益は156億円の赤字だった。国内通信主体のソフトバンク事業は好調だが、投資ファンド事業が多額の未実現評価損失計上で5726億円の営業赤字になった。
 企業価値研究所は20/3期の営業利益について、前期比67%減の7770億円を予想。投資ファンド事業の上期業績を考慮して7950億円減額した。投資ファンド事業は3000億円の営業赤字予想。一方、大容量データ通信プランの契約増加でソフトバンク事業の営業利益予想は21%増の1兆370億円へと1500億円増額。
 来21/3期の営業利益は前期比2.0倍の1兆5550億円の予想。投資ファンド事業の営業利益は4000億円の予想。世界経済の回復で株式相場も堅調に推移し、一定程度の未実現評価益や売却益が確保出来ると想定。

・スプリントとTモバイルUSとの合併承認取得
 11月に米国の通信子会社スプリントと同業のTモバイルUSの合併に関し全ての規制当局から承認を得た。合併日は未定ながらスプリントは連結子会社から外れる。

・リスクファクター ~料金競争、解約率上昇、円高他

・アナリストの投資判断 ~値動きの荒い展開見込むが上値は従来より重くなろう
 当研究所は当面の株価について、「値動きの荒い展開が続くが上値は従来に比べて重くなりそう」との判断を継続する。今上期は営業赤字ながら足元の株価は底堅い。今夏以降の株価下落で相応の悪材料を織り込んでいたようだ。今後の株価も世界の株式相場の動きに強く反応する荒い展開となろう。ただ、今回の投資ファンド事業での多額の営業赤字計上で同事業へのリスクが再認識された。株価の上値は当面抑えられそうだ。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

山藤 秀明

チーフアナリスト

情報・通信担当


【プロフィール】
数値分析に加えて、決算資料の文言や表現などから数値(デジタル)に現れる前の雰囲気(アナログ)の変化にも着目するなど、独自視点でのレポート作成が信条。あわせて分析内容を判り易く伝えるため、「話す」ではなく、独自の「見せる」プレゼンテーション手法を開拓。投資判断に当たっては担当企業、業種の事業環境や株価指標のみならず、相場全体の動きの中での評価も勘案することを心掛け、企業アナリストとマーケットアナリストの両面からのアプローチを行っている。個人投資家、証券営業員向け中心にセミナー実績多数。

電機メーカーで発電所設計に従事した後、コスモ証券(現、岩井コスモ証券)に入社。企業アナリストとして主にハイテク銘柄を担当。その後、証券ポートフォリオ室長、投資調査部長として相場分析も手掛ける。2002年、QBR(現QUICK企業価値研究所)入社、企業アナリストとして情報・通信セクターを担当。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会、通信・インターネット、コンピュータソフトの両専門部評価実施アナリスト

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