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ブリヂストン(5108) 来期の利益回復は鈍いと予想。建設・鉱山車両用タイヤが減速

最終更新 2019/12/10 09:27 アナリストレポートピックアップ

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2019/12/09)

・今期予想は会社修正計画と同水準まで引き下げ
 会社側は3Q決算発表時(11月8日)に、19/12期通期の連結営業利益計画を3750億円→3300億円(前期比18%減)へ再度下方修正した。アジアの需要低迷、米州などの自動車生産減、建設機械メーカー向けを中心とした収益性の高い建設・鉱山車両用タイヤの需要減速を織り込んだ。企業価値研究所も、会社修正計画はおおむね妥当と判断、もともと弱めだった営業利益予想を、会社修正計画まで減額。前期比較では、これまでの積極的な設備投資に伴う減価償却費の増加や、為替の円高などが負担となり、2割近い営業減益を余儀なくされる見通し。

・競争が激化したアジアの回復は来期下期からと想定
 続く20/12期以降の営業利益予想も減額する。足元の石炭の鉱山における鉱山車両の稼働率低下、タイヤ買い替え需要の減速を受け、建設・鉱山車両用タイヤの本格的な復調は、21/12期になると想定。中国製タイヤが流入したことで競争が激化するアジアの販売回復も、20/12期下期からと見込んだ。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)やピックアップトラックへの需要シフトを背景に、18インチ以上の高インチタイヤの販売伸長は続くと見込んだが、利益回復は従来想定より鈍いものにとどまると考えている。

・リスクファクター ~原材料価格と為替動向

・アナリストの投資判断 ~利益成長鈍化懸念で株価の上値は重いと考える
 直近の株価に基づく翌20/12期の当研究所予想PERは11倍。過去60カ月の平均PER12倍との比較では、若干の割安感がある。予想配当利回りも、3%超と依然高い。ただ当面は、建設・鉱山車両用ラジアルタイヤの需要減速やアジアでの競争激化による利益成長鈍化が懸念され、株価の上値は重いと考えている。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト

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