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年末年始のレポ危機回避、NY連銀がオペ上限引き上げ 流動性供給=隠れQE?

QUICKコメントチーム=片平正二

NY連銀の公開市場取引デスク(レポデスク)が12日、短期金融市場が年末年始に金融市場から圧力が掛かるリスクを軽減するため、レポ取引オペの規模を再び引き上げると発表した。直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)の指示に基づくものだという。

レポデスクは引き続き、2週間のターム物レポ取引を週2回、そのうちの4回を年末に提供する。さらにデスクは、年末までの長期レポ運用も提供する。この業務で提供される金額は少なくとも500億ドルになるという。12月31日~1月2日の年末年始は翌日物オペの規模を従来の上限である1200億ドルから1500億ドルに引き上げるといい、NY連銀の断固たる姿勢がうかがえる。

著名金融ブログのゼロヘッジは12日、「大規模…巨大…過去最大。年末のレポ危機回避のため、米連邦準備理事会(FRB)は5000億ドルの流動性で市場を潤す」と伝えた。今回のオペ拡大を受けて、1月中旬にはFRBのバランスシートが現在の4兆660億ドルから4兆5000億ドルを突破する可能性があるという。

市場ではレポ市場の危機回避に向けたオペの増額が結果的に量的緩和(QE)再開とみなされることで、株高材料になるのではないかとの見方が出ている。パウエル議長はQE再開ではないとの見解を示しているが、年末ラリーに向けて勝手に好解釈される可能性も否定できないかもしれない。

★米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート推移

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