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3万8915円の「極み」から30年 どこへ向かうか日本株、進化も課題も

QUICK編集チーム
扉写真:John Madere/CORBIS/Corbis via Getty Images

日経平均株価が3万8915円87銭の史上最高値を付けた1989年の大納会(12月29日)から30年の節目を迎える。この後のバブル崩壊と金融危機、ITバブルとその崩壊、サブプライムバブルとリーマン・ショック、東日本大震災と長引くデフレなど様々な局面を経て、いま日本株はこの位置にいる。

東証1部上場企業の時価総額は650兆円にのぼり、上場企業の純利益の額は30年前の4倍近くに増える見込みなのに対して、日経平均はピークの6割。ここまで戻したともいえるし、これしか戻っていないともいえるが、参考値で載せた米ダウ工業株30種平均と見比べると改めてその差に愕然とさせられる。

当時の株式市場はバブル真っ只中だった(東京証券取引所、1987年) Pierre Perrin/Sygma via Getty Images

念のため、当時どんな世の中だったかを「新語・流行語大賞」で振り返ってみると何となく雰囲気が伝わるかもしれない。受賞作品には「セクシャル・ハラスメント」、雑誌の「Hanako」「DODA(デューダ)」をはじめ、川崎製鉄(現JFEホールディングス)の採用キャッチコピー「まじめ×ゆかい」などがあった。ベルリンの「『壁』開放」や「平成」など歴史の節目を象徴する言葉も登場。今なら完全ブラック&アウトの「24時間タタカエマスカ」や「NOと言える日本」というような時代の空気が流れていた。

日本株は、ここからどこに向かうのだろうか。インベスコ・アセット・マネジメントは、当時の日本株は超割高すぎたし日本企業の新陳代謝の低さなどの課題は今でも指摘されるものの、収益力や株主還元姿勢は格段に向上したと評価。「日本企業や日本株に対する信頼を、そろそろ取り戻してもよい時期にきているのではないか」としている。

一方、ピクテ投信投資顧問の市川眞一シニア・フェローは「経済成長と企業業績の拡大に伴って日経平均が高値を超えていくのが望ましいが、そうなるメドはまだ立っていない。むしろ、金融政策と財政のバランスが崩れて貨幣価値が下落する悪いインフレの中で『国民の幸せなき株高』になるリスクもみておいたほうが良い」と指摘する。

ちなみに、2020年末の日経平均の証券各社の予想で多いのは2万5000円程度。最も高い値は2万7000円、最も安い値は2万1000円となっている。


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