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【株主優待】日本ピラーが優待拡充で株価急伸、イビデンやクオールHDは保有期間によって内容を変更

記事公開日 2020/2/10 07:30 最終更新日 2020/8/20 15:22 株主優待

 QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が2月3~7日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。日本ピラーは優待拡充を公表し株価が急伸、保有期間によって内容を変更する企業も目立ちました。

日本ピラー工業― 昨年来高値 株主優待を拡充、保有期間や保有株数で区分も新設更新日時:2020/02/07 11:22 )

 ポンプなどの軸封に使うメカニカルシールの日本ピラー工業(6490)が急伸。一時上昇率は10%に達し、昨年来高値を更新した。6日に株主優待制度の拡充を発表したことが買い手掛かり視されている。これまで3月末時点で100株(1単元)以上を保有する株主に一律でクオカード1000円分を贈呈してきた。新たに保有期間や保有株数に応じて区分を設けたほか、1単元でもらえるクオカードの金額も実質的に引き上げた。

 保有期間3年未満の場合、100株以上500株未満の保有でクオカード1500円分、500株以上、1000株未満で2000円分、1000株以上で3000円がもらえる。

 保有期間が3年以上の場合、100株以上500株未満で2000円、500株以上1000株未満で3000円、1000株以上で4000円分がもらえる。20年3月末を基準日とする優待から適用する。

 100株を保有して保有期間が3年未満だった場合、優待利回りは0.66%(6日終値基準)から0.98%に切り上がる計算となる。

イビデン― 4~12月期営業益86%増 今期純利益予想は上振れ更新日時:2020/02/06 07:28)

 イビデン(4062)は5日、2019年4~12月期の連結決算を発表した。営業利益は前年同期比86%増の131億円だった。不採算品の縮小など、製品の選択と集中を進めた電子部門の採算改善が進んだ。

 20年3月期の連結業績予想は、純利益のみ前期比2.7倍の90億円と、20億円上方修正した。固定資産の除却損が当初の見込みより減るため。据え置いた営業利益予想に対する4~12月期時点の進捗率は77.5%と、過去平均を上回った。

 同日、株主優待制度の変更も発表した。1000株以上を保有する株主に対して実施するカタログギフトの優待について、継続保有期間によって贈呈内容を変える。1000株以上2000株未満を保有する場合は継続保有期間が5年未満の場合1500円相当のカタログギフト、5年以上の場合は3000円に切り上げる。従来は一律2000円相当だった。1000株未満に贈呈するクオカードには保有期間の条件は設けない。20年3月末時点を基準日とする優待から適用する。

※イビデンの株主優待

※イビデンの株主優待

クオールホールディングス― 4~12月期営業益6%増 調剤薬局事業が好調更新日時:2020/02/06 07:26)

 調剤薬局のクオールホールディングス(3034)は5日、2019年4~12月期の連結決算を発表した。営業利益は前年同期比6%増の53億円だった。調剤薬局事業の新規出店が寄与したほか、既存店でも処方せんの取扱件数が増えた。薬剤師派遣や契約MR(医薬情報担当者)を手掛ける人材関連の事業も堅調だった。据え置いた20年3月期の連結営業利益予想に対する進捗は過去平均に届かなかった。

 同日、株主優待制度の変更も発表した。従来は3月末時点で100株以上を保有する株主に一律で3000円相当の自社製品を贈呈してきたが、保有期間や保有株数で区分を設け、クオールHDの商品などを選べるカタログギフトに変更する。100株以上500株未満を保有し、保有期間1年未満の場合は3000円相当、1年以上の場合は5000円相当の商品が選べ、500株以上を保有する場合1年未満で5000円相当、1年以上で7000円相当。20年3月末時点の株主から適用する。

※クオールホールディングスの株主優待

※クオールホールディングスの株主優待

椿本興業― 底堅い 今期末の優待実施が支え、クオカード3000円更新日時:2020/02/03 11:08 )

 伝動運搬機器の専門商社である椿本興業(8052)が底堅い展開。新型肺炎による経済活動の鈍化への懸念が重荷となっているものの、小安い水準にとどまっている。1月31日に発表した2019年4~12月期の連結決算や株主優待の実施が株価の下支えになっている。

 4~12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比6%増の43億円だった。液晶関連装置の大口案件受注に関する売り上げ計上が順調に進捗した。増益を確保したことに加えて据え置いた通期予想に対する進捗が9割超と高い水準にあることも買い安心感につながっている。

 また20年3月期末の株主優待の実施も発表。100株(1単元)以上を保有する株主に対し、一律でクオカード3000円分を贈呈する。椿本興は継続実施を前提に株主優待制度を導入はしていないものの、18年3月末以降、3期連続での実施となる。

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