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三菱ケミカルホールディングス(4188) 需要低迷と採算悪化で業績予想を大幅に下方修正

最終更新 2020/2/14 09:43

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2020/02/13)

・今期は従来予想を上回る大幅な減益に
 20/3期の連結業績について企業価値研究所では、従来予想を売上収益3兆7700億円→3兆6200億円(前期比6%減)、コア営業利益2500億円→2080億円(同34%減)へ引き下げる。今期は従来から、MMA(メタクリル酸メチル)や石化系原料・製品の採算悪化、半導体・自動車市場低迷による全般的な需要減少、ロイヤリティ収入の剥落などで大幅な減益を予想していたが、主要製品の採算悪化や需要低迷の影響が想定以上に厳しく、減損損失の計上もあって売上収益、各利益段階とも大きく下方修正した。続く21/3期以降も従来予想を引き下げたものの、主要製品の販売数量増などで業績は回復に向かうと予想する。

・3Qまで産業ガス部門を除いていずれも苦戦
 20/3期3Q累計の連結コア営業利益は、前年同期比32%減の1810億円。産業ガス部門が好調に推移したが、他の各部門は需要低迷や採算悪化、ロイヤリティ収入減少などでいずれも苦戦し、連結全体で大幅な減益に。当研究所が想定していた2000億円にも届かなかった。

・リスクファクター ~石化製品の採算など

・アナリストの投資判断 ~当面は軟調な株価推移が続くと予想
 18年初めに上場来高値をつけた後、株価は足元にかけて低調に推移。直近では来期の当研究所予想連結PERで約11倍と、同社の過去の平均並みの水準にあるが、総合化学メーカーの平均をやや上回り、割高感がある。MMAの市況悪化や自動車市場の低迷長期化など事業環境には依然として不透明要因が多く、こうした環境ではPERの上昇は難しそうだ。当面は総合化学メーカーの平均並みとなる同10倍程度の評価にとどまり、軟調な株価推移が続くと予想する。

 

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

伊藤 健悟

シニアアナリスト

化学・繊維セクター担当

【プロフィール】
大阪大学経済学部卒業。山一證券入社、メリルリンチ日本証券を経て、現在に至る。
山一證券在籍時は個人向け営業に従事。マクロ、ミクロの両面からの事業環境・経営状況の分析に加え、その際に培った個人投資家の視点も重視しつつ、レポートの作成や講演などを行うことを心がける。

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