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日本オラクル(4716) 注力するクラウドサービス好調。今後はIoTや5G普及も業績拡大の追い風

QUICK企業価値研究所アナリスト 山藤秀明(2020/03/25)
 
・新データセンターの稼働率高まり設備増強
 20/5期3Q累計の営業利益は前年同期比9%増の463億円になった。四半期では12四半期連続の営業増益。注力するクラウドサービス(ネットを介した情報サービス)の需要が強い。昨年5月に開設した新データセンターの稼働率も高まり設備を増強している。
 
・企業の情報化投資旺盛。新型コロナの影響みられず
 企業価値研究所は業績予想を据え置く。20/5期の営業利益は前期比3%増の644億円で最高益更新見込み。クラウドサービスが好調なうえ、企業の情報化投資も旺盛。現時点では新型コロナウイルスの影響はみられない。中期的にも最高益が続く見込み。クラウドサービスは情報システム構築および運用の両費用が軽減されるため、情報化投資が遅れている中堅・中小企業での導入が進むとみている。IoT(モノのインターネット)や5G(第5世代移動通信)の普及によるデータ取扱量の増加も業績拡大の追い風になろう。
 
・増配での株主還元強化等、余剰資金活用が課題
 安定的な業績拡大もあり余剰資金が積み上がっている。増配での株主還元強化を中心に余剰資金の活用が課題。
 
・リスクファクター ~急激かつ長期の景気悪化
 
・アナリストの投資判断 ~当面は値動き荒い展開か。中長期投資対象との評価不変
 当研究所は、「当面の株価は値動きの荒い展開が続く」とみている。新型コロナウイルスの影響は相対的に小さいが、世界経済や金融市場の先行きは厳しく、同社の株価も相応の影響を受けよう。ただ、安定的な業績拡大や良好な財務内容などから「基本的には中長期的な投資対象銘柄」との評価は変えていない。
 

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

山藤 秀明

チーフアナリスト

情報・通信担当


【プロフィール】
数値分析に加えて、決算資料の文言や表現などから数値(デジタル)に現れる前の雰囲気(アナログ)の変化にも着目するなど、独自視点でのレポート作成が信条。あわせて分析内容を判り易く伝えるため、「話す」ではなく、独自の「見せる」プレゼンテーション手法を開拓。投資判断に当たっては担当企業、業種の事業環境や株価指標のみならず、相場全体の動きの中での評価も勘案することを心掛け、企業アナリストとマーケットアナリストの両面からのアプローチを行っている。個人投資家、証券営業員向け中心にセミナー実績多数。

電機メーカーで発電所設計に従事した後、コスモ証券(現、岩井コスモ証券)に入社。企業アナリストとして主にハイテク銘柄を担当。その後、証券ポートフォリオ室長、投資調査部長として相場分析も手掛ける。2002年、QBR(現QUICK企業価値研究所)入社、企業アナリストとして情報・通信セクターを担当。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会、通信・インターネット、コンピュータソフトの両専門部評価実施アナリスト

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