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JSR(4185) 新型コロナなどの影響による需要低迷が厳しく、業績見通しを下方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2020/03/30)
 
・採算悪化もあり、エラストマー部門は赤字に
 3月26日に会社側が、20/3期通期の連結業績見通しを下方修正。売上収益4830億円→4700億円(前期比5%減)、営業利益400億円→330億円(同27%減)とした。エラストマーと合成樹脂の両部門では、従来から需要低迷と市況下落で厳しい状況だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて自動車メーカーが大幅に減産するなど環境が一段と悪化。採算も悪化しており、エラストマー部門が赤字になるなど従来想定以上の苦戦が避けられない見通しとなった。デジタルソリューション部門の半導体材料事業やライフサイエンス部門は好調を維持しているが、連結全体で下方修正を避けられなかった。企業価値研究所でも会社修正計画と同額に予想を引き下げる。
 
・合成ゴムなどの需要低迷、採算悪化が響く
 20/3期3Q累計の連結業績は、売上収益が前年同期比5%減の3591億円、営業利益が同22%減の296億円。ライフサイエンス部門が業績を伸ばす一方、エラストマー、合成樹脂の両部門が合成ゴムなどの需要低迷と採算悪化で苦戦し、連結全体で大幅な減益を避けられなかった。
 
・リスクファクター ~自動車やディスプレイ市場の動向
 
・アナリストの投資判断 ~当面は新型コロナウイルスの影響に左右される展開に
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた株式相場全体の急落に伴い、同社の株価も大きく下落。その後は3月17日を直近の底にして足元にかけて2割程度上昇するなど、荒い値動きが続いている。足元の事業環境は厳しく、今期、来期以降とも業績予想を引き下げたが、半導体材料事業やライフサイエンス部門の拡大見通しに大きな変更はなく、株式市場が落ち着きを取り戻せば株価は上昇に向かうと考える。ただし、新型コロナウイルスの影響が収束するまで、当面はこれに左右される展開が続こう。
 

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

伊藤 健悟

シニアアナリスト

化学・繊維セクター担当


【プロフィール】
大阪大学経済学部卒業。山一證券入社、メリルリンチ日本証券を経て、現在に至る。
山一證券在籍時は個人向け営業に従事。マクロ、ミクロの両面からの事業環境・経営状況の分析に加え、その際に培った個人投資家の視点も重視しつつ、レポートの作成や講演などを行うことを心がける。


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