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バッタとコロナで種苗関連株に買い殺到 穀物系ETFは売買急増

QUICK Market Eyes=弓ちあき

食品輸出規制強化への思惑か、農業関連の一角に物色  

6日の東京市場でカネコ種苗(1376)が動意付いた。大幅続伸し上昇率は前週末比16%の迫った。ロシアが穀物輸出規制に乗り出すなど、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い買いだめなど食品確保の動きが広まりやすくなっている。自国内への供給を優先させるため食品の輸出規制の動きが広がるとの懸念から、思惑的な物色が一部農業関連の一角に入っているもよう。カネコ種は2日に2019年6~20年2月期決算を発表しており、業績発表に伴う株価変動リスクが相対的に少ない点も資金流入につながりやすくなっているようだ。種苗では3日に決算を発表したサカタのタネ(1377)が堅調なほか、産直野菜の委託販売を手掛ける農業総合研究所(3541)などもストップ高(制限値幅の上限)まで買い進まれた。

日本の食料自給率は18年度時点で37%(カロリーベース)と、先進国の中でも最低水準にある。

■穀物系ETFにも資金流入

WisdomTree小麦上場投資信託(1695)も一時ストップ高(制限値幅の上限)まで急伸。このほか同大豆上場投資信託(1697)や同とうもろこし上場投資信託(1696)もストップ高を付けている。ロシアやウクライナなどが小麦の輸出規制措置を広げつつあることに対し、価格高騰への連想から思惑買いが入ったもよう。加えてバッタの大量発生でアフリカやアジアでは農産物に大規模な被害が発生しており、種子の需給が逼迫するとの思惑もあるようだ。小麦ETFの売買高は多くても10万株にとどまる日が多い中、6日は前場段階で134万株の売買が成立している。

※種苗関連と穀物系ETFの株価

※種苗関連と穀物系ETFは急騰した

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QUICK Market Eyes 弓 ちあき

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