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日本オラクル(4716) 注力するクラウドサービス好調。IoTや5Gの普及もあり最高益更新続く見込み

QUICK企業価値研究所アナリスト 山藤秀明(2020/06/29)

・20/5期は10%営業増益で最高益更新
 20/5期の営業利益は前期比10%増の689億円で最高益を更新した。注力するクラウドサービス(ネットを介した情報サービス)の需要が強い。データセンターの稼働も順調で設備を増強している。

・新型コロナ禍の中でも企業の情報化投資は堅調
 企業価値研究所は21/5期の営業利益は前期比4%増の714億円を予想する。新型コロナウイルス禍の中でも企業の情報化投資は引き続き堅調。テレワーク環境の整備や強化のため、クラウドサービスへの引き合いも強まっている。
 中期的にも最高益が続く見込み。クラウドサービスは情報システム構築および運用の両費用が軽減されるため、情報化投資が遅れている中堅・中小企業での導入が進むとみている。IoT(モノのインターネット)や5G(第5世代移動通信)の普及によるデータ取扱量の増加も業績拡大の追い風になろう。

・増配での株主還元強化等、余剰資金活用が課題
 安定的な業績拡大もあり余剰資金が積み上がっている。増配での株主還元強化を中心に余剰資金の活用が課題。

・リスクファクター ~急激かつ長期の景気悪化等

・アナリストの投資判断 ~当面は上値の重い展開か。中長期投資対象との評価不変
 当研究所は、「当面の株価は上値が重くなる」と判断する。業績は好調ながら、足元の株価急騰でその業績を含めて相応の好材料を織り込んだとみている。ただ、利益成長性、良好な財務内容、高水準のROEなどを評価しており、「基本的には中長期的な投資対象銘柄」との評価は変えていない。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

山藤 秀明

チーフアナリスト

情報・通信担当


【プロフィール】
数値分析に加えて、決算資料の文言や表現などから数値(デジタル)に現れる前の雰囲気(アナログ)の変化にも着目するなど、独自視点でのレポート作成が信条。あわせて分析内容を判り易く伝えるため、「話す」ではなく、独自の「見せる」プレゼンテーション手法を開拓。投資判断に当たっては担当企業、業種の事業環境や株価指標のみならず、相場全体の動きの中での評価も勘案することを心掛け、企業アナリストとマーケットアナリストの両面からのアプローチを行っている。個人投資家、証券営業員向け中心にセミナー実績多数。

電機メーカーで発電所設計に従事した後、コスモ証券(現、岩井コスモ証券)に入社。企業アナリストとして主にハイテク銘柄を担当。その後、証券ポートフォリオ室長、投資調査部長として相場分析も手掛ける。2002年、QBR(現QUICK企業価値研究所)入社、企業アナリストとして情報・通信セクターを担当。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会、通信・インターネット、コンピュータソフトの両専門部評価実施アナリスト

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