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指数イベント―日経平均入れ替えでZOZO、カカクコムなどに思惑

伊藤忠(8001)が8日、ファミリーマート(8028)を株式公開買付(TOB)で完全子会社化すると発表した。日経平均株価の採用銘柄であるファミリーマートが上場廃止となる見込みで、銘柄入替が予想されている。9日の株式市場では証券各社のクオンツアナリストによる採用候補の分析レポートが話題となり、株価も反応した。

■SMBC日興の予想

SMBC日興証券は8日付のリポートで「TOBが8月24日に成立するのであれば定期見直し時期と非常に近いため、この入替は定期見直しと同時に実施される可能性が高いと考える」と指摘した。その上で「ファミリーマートは消費セクターに所属している。定期見直しで入替が行われる場合、代替銘柄は消費セクター以外から選択される可能性もある」としながら、「しかし、消費セクターは業種バランスの観点で銘柄数が著しく不足しており、定期見直しであっても代替銘柄が消費セクター以外から選ばれる可能性は低いだろう」と指摘。臨時入替でも定期見直しでも、消費セクターの銘柄が代替として採用されるとみていた。
 その上で代替候補としては消費セクターに属するZOZO(3092)、カカクコム(2371)、すかい(3197)がなり得ると指摘。2019年の定期見直しではカカクコムより流動性順位が低いエムスリー(2413)が採用された経緯を踏まえ、「カカクコムよりさらに流動性順位が低く、市場代表性の観点から採用される可能性がある銘柄はすかい」とも指摘していた。

■みずほ証の予想

みずほ証券は8日付リポートで「伊藤忠のファミリーマートに対する公開買い付けは8月24日に終了するため、補充銘柄の新規採用は9月の定期入れ替えと同時実施の可能性がある」との見方を示した。その上で入替先の予想として、確度の高い順に「スクエニHD(9684)、カカクコム(2371)、ZOZO(3092)から選ばれる」と予想。想定されるインパクトを下記の通り推計している。

■野村証の予想

野村証券は8日付のリポートで「代替候補としてカカクコム(2371)が有力」と指摘した。追加的な採用候補としてZOZO(3092)も上げられると言うが、その場合は日化薬(4272)が除外候補になり得るだろうとも指摘した。
日本経済新聞社が臨時入れ替えに関するルールを6月15日付で改定していたことを踏まえ、「新ルールに基づけばTOBが成立した場合には整理銘柄指定を待たずに入れ替え内容が公表され、その2週間程度後にリバランスが実施されるケースが想定される」とし、上場廃止を待たずに臨時入替が行われる可能性も指摘。日経平均の連動資産を15兆円と仮定し、入替に伴うカカクコムの買い需要は20.2日分とも見込んだ。(QUICK Market Eyes=片平正二、大野弘貴)

<金融用語>

日経225採用銘柄とは

日経平均株価採用銘柄のこと。日本経済新聞社が、東京証券取引所第一部上場銘柄普通株式のみ)から選定した国内株式市場を代表する225銘柄で、日経平均株価の算出に使われる。市場流動性の高い銘柄を中心にセクター(業種)間のバランスに考慮して、構成銘柄の定期見直しを毎年10月初めに実施。構成銘柄合併や倒産などがあった場合には臨時に銘柄入れ替えを行い、225銘柄を維持する。


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