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安川電機(6506) 中国の受注が急回復。当研究所の今期利益予想をやや増額

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2020/07/17)

・1Qは減収減益だが会社の利益計画は超過
 21/2期1Qは前年同期比15%減収、営業利益は同22%減の62億円。会社計画に対しては中国のACサーボモータの回復、経費抑制等で利益が上振れた。会社は新型コロナウイルスの影響が不透明として21/2期の業績計画を上期のみ公表。計画値は売上収益1808億円、営業利益107億円(IFRS)。日本基準の前年同期との比較で15%減収、営業14%減益の計画。企業価値研究所は21/2期通期連結業績を、売上収益3750億円、営業利益200億円と予想。減収、営業減益を見込む。ロボットの弱さ等踏まえ売上収益は据え置くが、営業利益は180億円から増額。中国の受注の急回復(特に利益率が高いACサーボモータの回復)、経費抑制等を勘案した。

・22/2期からは回復見込む業績予想は据え置く
 当研究所の22/2期、23/2期予想は据え置く。中国の回復を見込むが、インバータやロボットの回復が遅れる可能性を勘案した。5G関連の需要増加、新型コロナの工場内の感染拡大回避を目的とした工場自動化の加速などを予想。業績水準は高まっていくとみる。株主還元は強化されてきたが、21/2期上期末は減配の計画。

・リスクファクター ~新型コロナ、為替等

・アナリストの投資判断 ~当面PERは高水準を予想。株価は今期後半に上値余地
 現状の当研究所の21/2期予想PERは60倍台後半。同社の過去3年平均(29倍程度)を上回る高い水準にある。ただ、中国の受注が急回復していることはポジティブな材料。新型コロナをきっかけに中期的な工場自動化加速への期待も高まっており、当面は現状の高水準のPERが許容されると予想する。来期以降の業績や株主還元の回復が見えてくる今期後半の段階で、株価に上値余地が出てくると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

柊 宏二

シニアアナリスト

金融(銀行)・機械セクター、投資戦略、マクロ経済担当

 

【プロフィール】

一橋大学経済学部卒業。三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入社後、支店勤務を経て銀行系シンクタンクの三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に出向。マクロ経済調査などに従事する。銀行に復職し大企業審査、企業再生などの業務担当を経て、06年に当社入社。銀行を中心とした金融セクターの調査に加え、製造業(機械中心)の調査、投資戦略、マクロ経済調査、なども担当する。顧客向けセミナー・研修・勉強会講師の実績多数。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 銀行評価実施アナリスト


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