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【株主優待】吉野家が大量閉店も優待変更なし、LIXILやオムロンは廃止、ANAPは拡充

QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が7月20~31日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ

モロゾフ― 小動き 株主優待の権利付き最終売買日更新日時:2020/07/29 11:24)

モロゾフ(2217)は1月期決算銘柄だが、毎年7月末を基準日として、保有年数および保有株式数に応じて株主優待を実施している。この日が20年7月末割当の権利付き最終売買日。ただ、20年7月中間期末の配当金は無配(前年同期は50円)をすでに発表しており、動意薄となっている。

※モロゾフの株主優待
※モロゾフの株主優待

吉野家ホールディングス― 21年2月期は87億円の営業赤字見込む、11年ぶり営業赤字更新日時:2020/07/29 09:04)

吉野家ホールディングス(9861)は28日大引け後、2021年2月期第1四半期(20年3~5月期)連結決算を発表し、営業損益は49億円の赤字(前年同期は10億円の黒字)だった。併せて期初に未定としていた21年2月期連結の通期業績見通しおよび配当予想を開示した。営業損益は87億円の赤字(前期は39億円の黒字)を見込むとした。通期での営業赤字は10年2月期以来となる。

通期の売上高は前期比20%減の1723億円を見込むとしたが、上半期は前年同期比13%減、下半期は同10%減の水準で推移することを前提として試算した。回復に合わせて施策を展開し、営業利益は上半期比で49億円の改善を見込むとした。業績予想では、吉野家・京樽・はなまるうどんで国内外最大150店の閉店を織り込んでいる。 

配当予想では21年2月期末は未定としたが、20年8月中間期末は無配(前年同期は10円)とする方針を示した。年2回、保有株式数に応じてサービス券を付与する株主優待制度については、今期は変更する予定はないとした。

※吉野家ホールディングスの株主優待
※吉野家ホールディングスの株主優待

オムロン― 今期営業益45%減 制御機器など需要低迷更新日時:2020/07/29 07:20)

オムロン(6645)は28日、これまで未定としていた2021年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を発表した。営業利益は前期比45%減の300億円となる見通し。アナリスト予想の平均値であるQUICKコンセンサス(20日時点、11社平均)は500億円。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が通期を通して続く前提で、自動車向けを中心に顧客の設備投資抑制でFA(工場自動化)向け制御機器の販売減を見込むほか、電子部品事業も減収を見込む。200億円の固定費削減を進める一方で、遠隔医療や省人化関連などへの投資を積極化する。21年3月期の年間配当は84円と前期並みを見込むものの、中間配、期末配の配分については未定とした。

同日発表した20年4~6月期の連結決算(同)は、営業利益が前年同期比24%増の125億円だった。主力の制御機器事業は自動車関連の設備投資抑制や新型コロナによる経済活動の低迷で減収だったものの、コスト削減で増益を確保した。ヘルスケア事業でも新型コロナによる家庭での健康管理需要が高まったことに伴い、体温計や血圧計などの需要が伸びたほか、採算改善が寄与して増益を確保した。売上高営業利益率は8.5%と、前年同期から2.2ポイント改善した。一方、新型コロナや円高が響き、売上高は同9%減の1465億円だった。

同日、株主優待制度の廃止も発表した。21年3月期末を基準日とした優待から廃止する。株主還元の拡充が進み、一定の成果を出したと判断した。優待ではこれまでオムロンの血圧計や体温計といったヘルスケア商品などを贈呈していた。

※オムロンの株主優待
※オムロンの株主優待

三栄建築設計― 株主優待制度を廃止更新日時:2020/07/22 07:20

建売住宅の建築販売を手掛ける三栄建築設計(3228)は21日大引け後、株主優待制度を廃止すると発表した。株主への公平な利益還元の観点から廃止を決定した。2021年2月末を基準日とした優待から廃止する。

三栄建築は2月末を基準日に100株以上を保有する株主を対象に優待を実施していた。優待では保有株数に応じておこめ券を配布していた。

ANAP― 株主優待制度を拡充、割引券の枚数を増加へ更新日時:2020/07/21 06:51)

カジュアル衣料を手掛けるANAP(3189、ジャスダック)は20日大引け後、株主優待制度を拡充すると発表した。通販サイトで使える割引券の贈呈枚数を増やす。100株以上500株未満を保有する株主の場合、1枚から2枚となる。

ANAPの株主優待では通販サイトで5000円以上を購入した場合、30%割引になる割引券を配布している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業績悪化で、5月に米アップルのメディア購入管理アプリ「iTunes(アイチューンズ)」で使えるカード(3000円分)の株主優待については2020年8月を基準日にした贈呈は見送りを発表していた。株主からの意見や要望を踏まえ、継続を決めていた割引券での優待拡充を決定した。

LIXILグループ― 株主優待の廃止を決定更新日時:2020/07/21 06:49)

LIXILグループ(5938)は20日大引け後、株主優待の廃止を発表した。LIXILGでは2013年から株主優待を実施してきたが、公平な株主還元の在り方や優待の利用動向などを踏まえて廃止を決めた。20年9月末時点の株主から廃止する。

LIXILGの優待では9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、優待対象商品を使ったリフォーム工事の代金に応じて商品券がもらえるほか、ハウスクリーニングなどの生活サービス商品が割引になる優待を実施していた。

<金融用語>

株主優待とは

株主に対し、株主還元策の一環として、持ち株数に応じて自社製品や優待券、回数券などを無料で配布する制度。株主優待を受け取るには、「権利確定日」に株主である必要がある。

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