QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース どうなの?ソニーの4~6月決算 「成長の勢い鈍化」「評価できる内容」
この記事は公開から1年以上経過しております。

どうなの?ソニーの4~6月決算 「成長の勢い鈍化」「評価できる内容」

ソニー(6758)が4日発表した2020年4~6月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前年同期比1%減の2283億円だった。ゲーム部門などの好調でQUIKCコンセンサスの1373億円(7月30日時点、14社)を大きく上回った。未定としていた21年3月期の通期見通しも公表。営業利益は前期比27%減の6200億円を見込む。SBIジャパンネクスト証券が運営する私設取引システム(PTS)で15時17分に同日の東証終値を184円(2.1%)上回る8870円を付けた。決算の受け止めを市場関係者に聞いた。

■「成長モメンタム、足元で鈍化 株価は高値圏で横ばいか」
 関邦仁・東海東京調査センターストラテジスト

4~6月期は市場予想を超えてポジティブな評価だ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でスマートフォン向けのCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーが不調だが、ゲームが補う構造が強まっている。コングロマリット型経営の良い面が出ており、今後もこうした成長モデルに期待が持てる。

1000億円を上限とする自社株買いの発表に加え、中間配当を25円と前期の中間配当から積み増した。期末配当は未定だが、年間配当は前期比増になる可能性もある。経営環境の悪化局面であっても積極的な株主還元策を採る姿勢には評価が集まるだろう。

懸念は足元の成長モメンタム(勢い)だ。21年3月期通期の業績予想を4~6月期決算と比較してみると、今期は四半期ごとに成長が鈍化していくようにみられる。その点が市場でネガティブと捉えられるかもしれない。株価は長期的な成長期待と株主還元策が支えるものの、上値を抑える要因もあり、高値圏で横ばいとなるとみている。

ソニーの業績

※ソニーの通期業績(21年3月期は会社予想)

■「評価できる内容だが、株価の上値余地乏しい」
河合達憲・auカブコム証券チーフストラテジスト

選択と集中という構造改革が進み、筋肉質になっていることが改めて分かった決算だった。1~3月期から表面化していた新型コロナの影響が4~6月期にどうなるか注目していたが、極端には出ていない。今回発表した通期の業績予想は営業利益の進捗率からみてもかなり保守的で、今後の上方修正を期待できる内容だ。

4~6月期は新型コロナによる巣ごもり需要をうまく取り込んだゲーム部門の伸びが評価できる。新ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」の発売を年末に控え、引き続きけん引役となるのは間違いない。懸念なのはテレビやデジカメの不振だ。ゲームの好調でそこまで目立っていないが、この点だけは課題として残っており、どう立て直すか注視したい。

新型コロナ下で利益を出せる銘柄として買われてきた。5日の株価は上昇するだろうが割安感はなく、上値余地は小さい。本格的な上昇はPS5が来期以降にどう寄与していくか見極めてからだろう。

ソニーと日経平均

※ソニーの株価と日経平均(2019年12月30日を100として比較)

〔日経QUICKニュース(NQN) 秋山文人、宮尾克弥〕


銘柄名・銘柄コード・キーワードで探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
654
+12.95%
2
4,241
-1.66%
3
67,370
-1.27%
4
13,080
+3.64%
5
10,100
+65.57%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
10,100
+65.57%
2
107
+38.96%
3
1382
ホーブ
2,012
+24.81%
4
2,040
+24.39%
5
57
+23.91%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
8,100
-22.85%
2
1,082
-21.7%
3
9552
M&A総合
1,999
-13.98%
4
6619
WSCOPE
1,924
-13.87%
5
3686
DLE
352
-12.87%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
12,810
+1.62%
2
15,835
+1.99%
3
654
+12.95%
4
42,410
-0.58%
5
5,283
+2.96%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる