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4~6月期の決算サプライズランキング 上位に三菱電、ヨコオなど

TOPIX採用の金融業を除く3月期決算企業(以下TOPIX3月決算企業)を対象に、8月7日までに4~6月期の実績を集計したところ、売上高は前年同期比で17%減、純利益は63%減となった。 業種別では、 増益を確保したのは、電気機器、医薬品、その他製品などでほとんどの業種が減益もしくは赤字転換となった。赤字が目立ったのは、輸送用機器で対象企業の純損益合計は前年同期の約4500億円の利益から約8500億円の赤字に転換した。TOPIX3月決算企業の21年3月期は、売上高が前期比9%減、純利益は26%減を見込んでいる。

■決算サプライズの上位銘柄ランキング

足元の4~6月期の実績を市場予想であるQUICKコンセンサスと比較した。営業利益の実績と予想の乖離率が上位(ポジティブサプライズ)の銘柄をランキングにしたところ、1位は三菱電機(6503)だった。三菱電機は、5月11日に今期54%の営業減益の予想を発表済みで4~6月期も営業赤字が予想されていたところ、営業黒字を確保した。パワー半導体や光デバイス、重電システムなどの部門が健闘した。引き続き、自動車市況の低迷が業績を下押しするとみられるものの、中国向けの設備投資や半導体向けFA機器の回復の期待などもあり、下期にかけて株価の上昇が見込めそうだ。

その他には10位のヨコオ(6800)に注目したい。ヨコオは、車載のアンテナメーカーとして紹介されることも多いが、アンテナのような微細な金属の管の加工技術に優れており、さまざまな金属加工製品を手掛けている。同社の手掛けるスプリングコネクタは、耐久性があり、コスト競争力にも秀でているため、宅配や小売りの現場で使われるPOS端末、電子タバコなどでも幅広く使われている。

さらに半導体むけの回路検査用のテストソケットは、5G(次世代通信規格)やサーバーの広がりの恩恵もあり、収益をけん引している。4~6月期は、64%の営業減益となったが、通期予想は上方修正しており、中期的な収益拡大の期待は大きいとみられる。(QUICK Market Eyes  阿部哲太郎)

<金融用語>

QUICKコンセンサスとは

証券会社や調査会社のアナリストが予想した各企業の業績予想株価レーティングを金融情報ベンダーのQUICKが独自に集計したもの。企業業績に対する市場予想(コンセンサス)を示す。一方、「QUICKコンセンサス・マクロ」は、国内総生産や鉱工業生産指数など経済統計について、エコノミストの予想を取りまとめたものをいう。 QUICKコンセンサスを利用したものとして、QUICKコンセンサスと会社予想の業績を比較した「QUICK決算星取表」や「決算サプライズレシオ」、QUICKコンセンサスの変化をディフュージョン・インデックス(DI)という指数にした「QUICKコンセンサスDI」などがある。また、「QUICKコンセンサス・プラス」は、アナリストの予想対象外の銘柄に会社発表の業績予想などを採用して、国内上場企業の業績予想を100%カバーしたものをいう。

著者名

QUICK Market Eyes 阿部 哲太郎


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