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半導体株の調整は続くか 「米中対立で需要減を警戒」「長期では上昇続く」

ここ数日、世界的に半導体関連株の上値が重くなっている。今後の見通しについて市場関係者に聞いた。

■「しばらく調整が続く」 花屋武・SMBC日興証券アナリスト

足元の半導体関連株の停滞は明らかに米中対立の激化による需要の落ち込みを警戒したものだ。米国は経済安全保障を理由に華為技術(ファーウェイ)製品を排除しているが、ファーウェイは高性能スマホに強い。高性能スマホは中性能以下と比べ部品数がかなり多い。半導体関連企業にとって高性能スマホの落ち込みは需要減少に直結するため、業績不安から持ち株を一部売却する動きに出ている。

好調とされたデータセンターやサーバーも新型コロナウイルスの感染拡大によるマクロ経済の悪化から企業が設備投資をいったん控える傾向があり、先行きを見極めたいとの思惑を強くしている。無理をして半導体関連株を買う必要はなく、しばらく調整が続くのではないか。

株価の反転はスマホの先行きに安心感が出てからだろう。ファーウェイの代替メーカーは必ず現れる。一時的に米中対立の影響が出ても長期的に見れば半導体関連企業にとってプラスマイナスはゼロ。先行きに安心感が出れば株価も上昇基調に戻るのではないか。

■「長期的な成長に不安はない」 藤原直樹・しんきんアセットマネジメント投信運用本部長

半導体関連株は業績を先取りする形で買われていたため、過熱感が強かった。変動率(ボラティリティー)が大きく、短期志向の投資家による資金も相当入っていた。米中対立を理由に短期筋が利益確定の動きに出ていることが半導体関連株の値動きを弱くさせている。割高感もあるだけに、日柄調整の動きは続きそうだ。

とはいえスマホや基地局の需要が落ち込むわけではない。テレワークの浸透でデータセンター向けの半導体需要が伸びることを考えると、過度の懸念は必要ない。長期的には株価の上昇は続くとみている。長期投資家が半導体関連株を売却する理由は乏しく、調整があったとしても短期的だろう。〔日経QUICKニュース(NQN)宮尾克弥〕

<金融用語>

日柄とは

株式の市場用語で、相場の状況を表す。 もみあい状態などから、時間をかけて、適正株価に落ち着くまでの日数のこと。 保有している株式株価が下落してしまった場合に、いつごろ売れるのか考えたり、逆に、購入したいと思っていた株式株価が買う前に上昇してしまった場合に、いつごろ買えるのか、その時間を考えることがある。こんな時に考えている日数が日柄である。

著者名

日経QUICKニュース(NQN) 宮尾 克弥


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