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「日本経済は最悪期を脱しつつある可能性」=ゴールドマン

ゴールドマン・サックス証券は8月26日付リポートで、「当社エコノミストは政府が緊急事態宣言の再発例を実施しないという前提の下、7~9月期に前期比年率換算で12.1%増のGDP回復、21年度通年で4.6%増の成長を見込んでおり、日本経済が最悪期を脱しつつある可能性が伺える」とし、20年度のEPS(1株利益)成長率を9%減と予想した一方、21年度のEPSは55.8%増を見込んだ。

■TOPIX目標水準を12カ月で1700に

日本株について、「政治や新型コロナ関連の不確実性がくすぶる中、当面レンジ相場が続く」と見通した。それでも、「今後12カ月では21年度の収益回復、企業再編の進展、海外資金流入の可能性を背景に、引き続き若干の上値余地が見込まれる」とし、TOPIX目標水準を今後3カ月で1550、6カ月で1625、12カ月で1700にそれぞれ設定した。

※TOPIXの推移
※TOPIXの推移

また、「長期的にはグロース株へのバイアスを維持する」との見方を示した一方、「短期的には一部シクリカル株のリスクリワードが魅力的になっている」とし、「自動車と保険をオーバーウエートに引き上げ、同業他社に対して割安となっているクオリティシクリカル銘柄に注目する」としている。

■クオリティーバリュー株一覧

ゴールドマンは「(1)21年度のROE(自己資本利益率)がセクター中央値を上回る、(2)21年度のPER(株価収益率)がセクター中央値を下回る、(3)20年1月以降、セクター内でアンダーパフォームしている、(4)シクリカルセクターで時価総額が500億円以上(投資判断売り推奨銘柄除く)」の条件でクオリティーバリュー株のスクリーニングをし、下記の銘柄を挙げた。

コード 銘柄名
6235 オプトラン
6857 アドバンテ
4631 DIC
6753 シャープ
5021 コスモエネHD
6800 ヨコオ
4043 トクヤマ
6141 DMG森精
3003 ヒューリック
6976 太陽誘電
6502 東 芝
6479 ミネベアミツミ
6269 三井海洋
4091 大陽日酸
6952 カシオ
7599 IDOM
7988 ニフコ
6501 日 立
8020 兼松
6448 ブラザー
6287 サトーHD
7729 東京精
6407 CKD
7735 スクリン
6508 明電舎
7220 武蔵精密
4204 積水化
8015 豊通商
6856 堀場製
4088 エア・ウォーター
5631 日製鋼
5233 太平洋セメ
7270 SUBARU
5334 特殊陶
3231 野村不HD
7272 ヤマハ発
8804 東建物
7224 新明和
7296 エフ・シー・シー
5714 DOWA
5101 浜ゴム
7250 太平洋
8308 りそなHD
8309 三住トラスト
8304 あおぞら
9104 商船三井
8316 三井住友
8354 ふくおか
8331 千葉銀
8303 新生銀
8411 みずほ
8306 三菱UFJ

QUICK Market Eyes  大野弘貴)

<金融用語>

シクリカルとは

英語表記はCyclical。循環的な景気変動のこと。代表的なものに、景気の回復、拡大、後退、悪化が繰り返し表れるビジネスサイクルがある。株式市場において、景気の変動によって上昇したり下落したりする銘柄シクリカル銘柄景気敏感株)という。

著者名

QUICK Market Eyes 大野 弘貴

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