QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 日経平均がコロナ急落前回復 好業績ITや巣ごもり銘柄が上昇

日経平均がコロナ急落前回復 好業績ITや巣ごもり銘柄が上昇

9月3日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、新型コロナウイルスの感染拡大による急落前の2月21日の水準(2万3386円)を回復した。終値は前日比218円(0.9%)高の2万3465円53銭だった。好業績のIT(情報技術)関連銘柄やコロナ下の巣ごもり需要の追い風を受ける銘柄の上昇が目立っている。

■コロナ禍での上昇・下落銘柄

順位   上昇率上位 上昇率 下落率上位 下落率
1 エムスリー(2413) 2.2倍 三井E&S(7003) ▲52%
2 ZHD(4689) 58% コニカミノル(4902) ▲48%
3 日本取引所(8697) 44% Jフロント(3086) ▲43%
4 ヤマトHD(9064) 43% IHI(7013) ▲42%
5 サイバー(4751) 34% 東急不HD(3289) ▲41%
6 ダイキン(6367) 30% 洋缶HD(5901) ▲40%
7 日立建機(6305) 27% 国際石開帝石(1605) ▲39%
8 オムロン(6645) 21% 三菱自(7211) ▲37%
9 クボタ(6326) 20% あおぞら銀(8304) ▲37%
10 明治HD(2269) 18% JR西日本(9021) ▲36%

※2月21日と9月3日前場の終値を比較。

2月21日からの日経平均株価採用銘柄の上昇率を見ると、エムスリーがトップで株価は2倍以上となった。コロナの感染拡大で医薬情報担当者(MR)による対面営業が難しくなり、同社の医療サイトの利用が増えた。4~6月期は最高益となり、成長(グロース)株として資金を集めている。

ヤフーを傘下に持つZHDは、外出自粛の広がりで電子商取引(EC)やネット広告が好調だ。宅配需要の伸びを映し、ヤマトHDの株価も上昇している。体温計のオムロン、コロナ予防策として話題を集めたうがい薬を手掛ける明治HDもトップ10に顔を出し、コロナ下の相場の雰囲気を色濃く映す。

一方、下げが目立つのは、精密や小売関連だ。コニカミノルは在宅勤務の広がりで印刷需要が落ち込んでいる。百貨店の客足も鈍く、Jフロントも安値圏から抜け出せずにいる。日経平均採用銘柄のうち、コロナ急落前を下回るのは全体の7割。コロナ・ショックの傷が完全に癒えていない銘柄は多い。〔日経QUICKニュース(NQN)矢内純一〕

<金融用語>

日経平均株価採用銘柄とは

日経平均株価採用銘柄のこと。日本経済新聞社が、東京証券取引所第一部上場銘柄普通株式のみ)から選定した国内株式市場を代表する225銘柄で、日経平均株価の算出に使われる。市場流動性の高い銘柄を中心にセクター(業種)間のバランスに考慮して、構成銘柄の定期見直しを毎年10月初めに実施。構成銘柄合併や倒産などがあった場合には臨時に銘柄入れ替えを行い、225銘柄を維持する。

著者名

日経QUICKニュース(NQN) 矢内 純一


銘柄名・銘柄コード・キーワードで探す

対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる