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来週のマーケット展望 円は横ばい圏、株は上値重い

来週(12月14日~18日)の外国為替市場で円相場は横ばい圏か。1ドル=103円~104円台で推移しそうだ。新型コロナウイルスのワクチン普及への期待が高まっている一方で、米追加経済対策を巡る協議は膠着している。強弱材料が綱引きし、円相場は方向感を欠く展開となりそうだ。17日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されるが、市場では「米株式相場が堅調に推移しているため、政策は現状維持を見込んでいる。為替相場への影響は限定的だろう」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作氏)との声が聞かれた。

英国と欧州連合(EU)の通商交渉の進展次第で、円の対ユーロ相場は大きく動く可能性がある。難航している協議に決着がつけば、円やドルなど主要通貨に対するユーロ買いが進みそうだ。

同期間の東京株式市場で日経平均株価は上値が重くなり、心理的節目の2万7000円到達にはなお時間がかかりそうだ。上値は2万6900円程度との予想がある。米国で17日まで開かれるFOMCは「米政権の移行期間とあって資産購入の大幅な拡充といった追加緩和に踏み切るとは考えづらく、日経平均を押し上げる要因になるとはみていない」(三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジスト)との指摘があった。

日銀が14日に発表する12月の企業短期経済観測調査(日銀短観)は、景況感の改善が続く見通し。ただ、景気回復を先取りする形で日経平均は大きく上昇しており、影響は限られそうだ。また、16日には欧米各国のサービス業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。「雇用に直結するサービス業の景況感悪化が示唆される内容だと、新型コロナの感染が続く国内サービス業の環境悪化を懸念して日本株に売りが出る可能性もある」(三井住友信託銀の瀬良氏)という。

来週は15日に東証2部に新規上場するビーイングホールディングスを含む12銘柄の新規株式公開(IPO)ラッシュとなる。市場では「個人投資家は既に手持ち現金を多く抱えている状態であり、新規資金の捻出のための保有株売却で相場全体に負の影響が出るとはみていない」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との受け止めが聞かれた。

【主な予定】

◇14日(月)

・12月のQUICK月次調査<外為>(8:00)
 ・12月の日銀企業短期経済観測調査(短観、8:50)
 ・企業の物価見通し(日銀、12月短観分、8:50)
 ・10月の鉱工業生産指数確報値(経産省、13:30)
 ・10月の第3次産業活動指数(経産省、13:30)
 ・11月の中国70都市の新築住宅価格動向(10:30)
 ・10月のユーロ圏鉱工業生産(19:00)

◇15日(火)

・閣議
 ・6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
 ・桜田同友会代表幹事の記者会見(13:30)
 ・12月のESPフォーキャスト調査(日本経済研究センター、15:00)
 ・東証2部上場=ビーイングホールディングス
 ・マザーズ上場=スタメン
 ・豪中銀が金融政策会合議事要旨を発表(9:30)
 ・11月の中国工業生産高(11:00)
 ・11月の中国小売売上高(11:00)
 ・1~11月の中国固定資産投資(11:00)
 ・1~11月の中国不動産開発投資(11:00)
 ・ハンガリー中銀が政策金利を発表
 ・11月の米輸出入物価指数(22:30)
 ・12月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数(22:30)
 ・11月の米鉱工業生産・設備稼働率(23:15)
 ・10月の対米証券投資(16日6:00)

◇16日(水)

・11月の貿易統計(財務省、8:50)
 ・1年物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
 ・鈴木日証協会長の記者会見(14:30)
 ・11月の訪日外国人客数(日本政府観光局、16:15)
 ・東証1部上場=ローランド
 ・マザーズ上場=バルミューダ、Fast Fitness Japan
 ・11月の英消費者物価指数(CPI、16:00)
 ・12月の仏購買担当者景気指数(PMI)速報値(17:15)
 ・12月の独PMI速報値(17:30)
 ・12月のユーロ圏PMI速報値(18:00)
 ・12月の英PMI速報値(18:30)
 ・10月のユーロ圏貿易収支(19:00)
 ・11月の米小売売上高(22:30)
 ・12月の米PMI速報値(23:45)
 ・12月の全米住宅建設業協会(NAHB)の米住宅市場指数(17日0:00)
 ・10月の米企業在庫(17日0:00)
 ・米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(17日4:00)
 ・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見(17日4:30)

◇17日(木)

・日銀金融政策決定会合(18日まで)
 ・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
 ・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
 ・11月の首都圏・近畿圏のマンション販売(不動産経済研究所、13:00)
 ・三村日商会頭の記者会見(14:30)
 ・東証2部上場=オーケーエム
 ・マザーズ上場=ビートレンド、プレイド、かっこ
 ・ジャスダック上場=リベルタ
 ・7~9月期のニュージーランド国内総生産(GDP、6:45)
 ・インドネシア中銀が政策金利を発表
 ・フィリピン中銀が政策金利を発表
 ・英中銀が金融政策委員会の結果と議事録を発表(21:00)
 ・週間の米新規失業保険申請件数(22:30)
 ・11月の米住宅着工件数(22:30)
 ・12月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(22:30)

◇18日(金)

・閣議
 ・11月の全国消費者物価指数(CPI、総務省、8:30)
 ・日銀金融政策決定会合の結果公表
 ・日銀の黒田東彦総裁が記者会見
 ・清田日本取引所CEOの記者会見(15:30)
 ・マザーズ上場=インバウンドテック、ココペリ
 ・12月の独Ifo企業景況感指数
 ・11月の英小売売上高(16:00)
 ・7~9月期の米経常収支(22:30)

(注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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