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iPhone増産、追い風受ける日本の電子部品関連株は? 来年の半導体株には期待感も

QUICK Market Eyes  片平正二、大野弘貴】日経電子版が15日の14時に「アップルが2021年1~6月にスマートフォン『iPhone』の生産計画を前年同期比30%増の最大9600万台とする方針を取引企業に伝えていることが15日分かった」と報じた。早くも関連銘柄への影響をアナリストが分析している。

■iPhone増産報道、日本の電子部品、材料、装置にポジティブな可能性=ゴールドマン

報道では今秋に出した初の第5世代移動通信システム(5G)対応機種の販売が伸びているといい、最新の「12」シリーズに加え、「11」や廉価モデルの「SE」を含む約9500万~9600万台のiPhoneを製造するという。12シリーズでは特に上位機種の「12プロ」と「12プロマックス」の販売が好調というが、プロやプロマックスの具体的な比率は記事の中で不明だった。

15日の東京市場で村田製(6981)は1.14%高、アルプスアル(6770)は0.86%高にとどまっていたが、15日の米国市場でアップルは5.00%高で急伸した。

※村田製作所、アルプスアルパイン、米アップル株価の相対チャート
※村田製作所、アルプスアルパイン、米アップル株価の相対チャート。(2019年末を100として指数化)

ゴールドマン・サックス証券は16日付のリポートで「日本の電子部品、材料、装置にポジティブな可能性」と指摘した。リポートでは「当社でも、iPhoneの上位機種(プロ、プロマックス)の需要は相対的に強く、1~3月の部品・材料発注も通常より軽微な季節調整とのイメージは持っていた。しかし、同記事が正しいとすれば、当社想定よりも更に強い見通しを意味する」と指摘。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の村田製、太陽誘電(6976)、二次電池のTDK(6762)、光学式手ブレ補正(OIS)のアルプスアル、ミネベアミツミ(6479)、コネクターの航空電(6807)、ヒロセ電(6806)、オプティカルフィルムの日東電(6988)などに総じてポジティブなインプリケーションとしつつ、液晶パネル(LCD)から有機エレクトロ・ルミネッセンス・ディスプレー(OLED)にシフトが進むことで「JDI(6740)にポジティブになることは難しい」とも指摘した。

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■21年の半導体前工程製造装置(WFE)市場は10%台後半の成長を予想、SEMI予想上回る見込み=野村証

野村証券は11日付の半導体製造装置リポートで、2021年の半導体前工程製造装置(WFE)市場を前年比10%台前半の成長と予想した。韓国メーカーの強気な投資姿勢、中国メーカーの工場新設や台湾積体電路製造(TSMC)などの投資増額が見込まれている。

11~18日にWeb上で開催された半導体製造装置の展示会セミコンジャパン2020で半導体産業の国際団体SEMIが20年のWFE世界販売額が19年比16%増の689億ドル、21年に同4%との見通しを示していたが、野村証券はこれを上回ると見込んだ。

また、リポートでは「興味を引いたのがパッケージと露光であった」とも触れ、日本電子(6951)やレーザーテック(6920)、東京精密(7729)、アドバンテスト(6857)などの個別銘柄にも言及されている。

※日本電子、レーザーテック、東京精密、アドバンテストの株価と日経平均株価の相対チャート
※日本電子、レーザーテック、東京精密、アドバンテストの株価と日経平均株価の相対チャート。(2019年末を100として指数化)

著者名

QUICK Market Eyes 大野 弘貴

著者名

QUICK Market Eyes 片平 正二


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