【QUICK Market Eyes 大野 弘貴】23日の米株式市場で資源会社のリチウム・アメリカズ(LAC)が大幅に3日続伸し、前日比9.51%高の12.43ドルで終えた。
スタイフェルは22日付リポートでリチウム・アメリカズを投資判断「バイ」、目標株価13.25ドルでカバレッジを開始した。同社が現在進めているアルゼンチンでの資源開発プロジェクトは全体の60%以上が進捗しており、2022年初頭にも稼働が開始できると予想。これにより、同社は新たに年間4万トンの炭酸リチウムの生産が可能となり、世界最大級のリチウム生産会社に躍り出るとの予想が示された。電気自動車(EV)の普及拡大に伴い、リチウムの需要見通しが明るいことも材料視されている。