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日銀がJ-REITの買い入れを減額、事実上のテーパリング?

最終更新 2021/1/5 10:01 REIT 日銀 QUICK Market Eyes

【QUICK Market Eyes 片平 正二】日銀が4日に上場不動産投資信託(J-REIT)を9億円買い入れた。従来の12億円から25%減額されたことになる。この日は上場投資信託(ETF)の買入額も701→501億円(28.53%)減額されていた。

モルガン・スタンレーMUFG証券は4日付のリポートで、J-REITの買入減額について「事実上のテーパリングとみなされる可能性もあり印象はやや悪い」と指摘した。リポートでは、日銀は株価が大きく調整した2020年3月に1日あたりの買い入れ額を40億円に引き上げたものの、その後これを徐々に減額し、同年8月以降は12億円としてきたとしながら、「同行は2014年10月末の金融緩和拡大からは、最低でも1日あたり12億円のJ-REITの買い入れを維持してきたことから、1日あたりの需給インパクトの観点ではそれ以前の水準に戻ることになる」と指摘。

背景として、「」近時においてJ-REITの株価が堅調に推移してきたことを一因とみなすこともできるものの、極力抑制的なペースで買い入れを行いたい同行の意向が顕れたものとみなすこともでき、ややネガティブに受け止められる可能性があろう」とし、市場に与えるメッセージ性を警戒していた。

一方、野村証券は4日付のリポートで「日銀は既にJ-REIT市場の時価総額の約5%を保有しており、銘柄によっては保有比率が上限の10%に既に近く、基本的にJ-REITの買入れには消極的と考えられる」と指摘。日銀が3月の金融政策決定会合をめどに金融緩和策の点検結果を公表する予定となっていることを踏まえ、「コロナ禍でJ-REITの年間買入額を現行の基本約900億円、上限約1800億円から明示的に減額する可能性は低いと考えられるが、新たに下限を設定して上限とのレンジで示し直す形への変更などはあり得よう」とし、柔軟性を持たせる可能性を予想した。

著者名

QUICK Market Eyes 片平 正二


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