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新1兆円ファンドは「非毎月分配型」 歴代は残高大幅減

国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)で、日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」の純資産総額(残高)が1兆円を突破した。年1回決算型のファンドが1兆円を超えるのは初めて。

■歴代では「グロソブ」が5兆円超

直近で1兆円を上回っていたのは、2020年11月19日の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の1兆17億円以来で、2カ月ぶりとなる。過去に1兆円を超えたことがあるファンド(月末基準)を調べたところ、毎月分配型がほとんどだった。決算頻度が少ないタイプでは00年2月に設定された年2回決算型の「ノムラ日本株戦略ファンド<愛称:Big Project-N>」以来の1兆円ファンドとなる。

歴代で1兆円超のファンドは、2021年1月26日時点で「イノベーティブ」も含めて14本あった。ピーク時の残高が最も大きかったのは、三菱UFJ国際投信が運用する「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」で、08年8月8日に5兆7685億円まで増えた。

2位は「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」で、これまでの最高は07年6月4日の2兆8468億円。20年12月末まで1年9カ月間にわたり残高トップを維持していたが、今月に入って「イノベーティブ」に抜かれた。

■過去の1兆円ファンド、ピーク時から大幅減

14本中11本は毎月分配型、1本は年6回決算型と、分配金の支払い頻度が多いタイプが大半だった。かつてシニア層を中心に人気だったが、運用不振による分配金減額などをきっかけに資金が流出した。高い分配金の支払いは残高減少要因にもなる。足元の残高がピーク時の1割にも満たない規模まで減少したファンドが多い。

「イノベーティブ」は、世界の株式のうち高成長が期待できる企業に投資するファンドで、19年6月の設定から分配金を払い出さずに運用を続けている。設定来リターンは2021年1月26日時点で185%にのぼる。

著者名

QUICK資産運用研究所 竹川 睦


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