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相場をリードする中国関連株、今後は内需や米国関連株にも関心か

QUICK Market Eyes  川口究】決算発表が本格化する中、製造業と非製造業の回復スピードで明暗が分かれている。会社予想経常利益を上昇修正した製造業は40%だったが、非製造業は28%にとどまる。アナリストによる来期予想でもその差は鮮明で、こうした状況下にあって中国関連株が相場をリードしている。ただし各国の感染者数はピークアウト感が鮮明化しつつあり、今後は内需関連や景気回復の進展が見込まれる米国で事業を行なう銘柄が関心を集めそうだ。

■業績予想が7カ月連続で回復

コロナ禍から経済回復が進む中、製造業と非製造業の回復スピードで明暗が分かれている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の1月29日時点の集計によれば、2020年10~12月期決算発表で製造業の40%、非製造業では 28%の企業が会社予想経常利益を上方修正した。同期間にコンセンサス経常利益を上回った製造業は81%、非製造業では76%だった。もともと非製造業の下期の会社予想利益は保守的であったため、アナリストの予想利益もそれに応じて保守的であったことが、非製造業のコンセンサス経常利益の上振れ要因とみられる。全体の20年4~12月期累計の売上高は前年同期比9.6%減、経常利益は同31.3%の減収・減益で、製造業と非製造業の経常利益はそれぞれ同マイナス9.9%、同マイナス56.0%であった。

来期予想でもその差は鮮明となっている。アナリストによる主要企業の業績予想の変化を示すQUICKコンセンサスDIは、金融を含む全産業ベース(1月末時点)でプラス26と、前月のプラス22から4ポイント改善した。7カ月連続で回復を示す中、鉄鋼など製造業に対する強気な見方が上昇をけん引した。

※QUICKコンセンサスDI

非製造業DIは前月から4ポイント改善のプラス21だった一方、製造業DIは7ポイント改善のプラス33と、およそ3年ぶりに30台を回復した。資源高や景気回復期待を背景に鉄鋼がプラス66、中国や米国の景気回復を背景に輸送用機器がプラス30と大幅に改善した。

■中国、内需、米国関連株に注目

こうした状況下で中国関連株が相場をリードしている。20年の中国の実質GDP(国内総生産)は投資など企業部門が回復をけん引し前年と比べ2.3%増えるなど、主要国で唯一のプラス成長を維持した。足元では旧正月が近づく中、新型コロナウイルス感染の第三波による社会的距離確保措置の強化から、地域ごとの封鎖措置と旅行禁止を再度実施し、サービス業が下押しされるとみられている。しかし海外と同様に感染拡大の波は3月に向かって勢いが弱まり、その後はサービスに対する繰り延べ需要が回帰すると見込まれ、経済の好調ぶりに変わりはないといえる。

※TOPIX、内需株50指数、外需株50指数、日経中国関連50の推移

各国の感染者数はピークアウト感が鮮明化しつつある中、今後は内需関連や米国で事業を行なう銘柄が関心を集めそうだ。SMBC日興証券は1日付リポートで、国内のワクチン接種は2月下旬から医療従事者を対象に開始、4月から高齢者向けが始まった後に基礎疾患を抱える人や高齢者介護施設従事者が続き、一般国民の接種開始は5月頃となる見込みである点に触れ、「ファンダメンタルズの回復はまだ先だが、今後の気温上昇も加味すると、やや気が早いが株価が底ばっているホテル・旅行・レジャー・鉄道なども一考かもしれない。あるいは、不動産やREIT(不動産投資信託)、コー ルセンターなども選択肢の一つである」と指摘した。

2日時点のワクチン累計接種回数は米国が3111万回と、中国の2400万回を先行して世界で1位だ。また米国では追加の経済対策による現金給付や税還付の時期を迎える。同証券では「工作機械受注の中国向けが既にピーク圏に達したことを考えると、中国関連に加えて、4~6月期の景気回復を見込める米国で事業を行う銘柄も注目を集めよう」との見解を示した。

※合成バスケット比較

※米国で事業を行なう銘柄はSMBC日興証券リポートより
 ※期間は20年2月3日を起点として1年間

<金融用語>

QUICKコンセンサスとは

QUICKコンセンサスとは、証券会社や調査会社のアナリストが予想した各企業の業績予想株価レーティングを金融情報ベンダーのQUICKが独自に集計したもの。企業業績に対する市場予想(コンセンサス)を示す。一方、「QUICKコンセンサス・マクロ」は、国内総生産や鉱工業生産指数など経済統計について、エコノミストの予想を取りまとめたものをいう。 QUICKコンセンサスを利用したものとして、QUICKコンセンサスと会社予想の業績を比較した「QUICK決算星取表」や「決算サプライズレシオ」、QUICKコンセンサスの変化をディフュージョン・インデックスDI)という指数にした「QUICKコンセンサスDI」などがある。また、「QUICKコンセンサス・プラス」は、アナリストの予想対象外の銘柄に会社発表の業績予想などを採用して、国内上場企業の業績予想を100%カバーしたものをいう。

著者名

QUICK Market Eyes 川口 究


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2021/2/5 16:33

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2021/2/4 17:17

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「日経中国関連株50」なんて指数があるとは初めて知った。 「日経中国関連株50」は日経平均とTOPIXが下げた今日でさえ上げてるんですね。 そこで日経新聞社の日経平均プロファイルのページで調べると、1月4日時点で構成ウェイトの1位がソニーで9.29%を占めてます。 そして今日のソニーは9.54%の上昇なので、これが効いたっぽいですね。 だけど自分はソニーが中国関連の筆頭ってイメージじじゃない。

198/500
 

2021/2/4 16:39

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