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西松屋チェーン株に買い、服飾費が子ども服向かいやすい? コロナ禍の妊娠数減が影

Lovely little girl trying out new dress at department store while looking in the camera joyfully

【日経QUICKニュース(NQN) 菊池亜矢】22日の東京株式市場で、子ども・ベビー服専門店の西松屋チェ(7545)が一時3%超高となった。コロナ禍の勝ち組銘柄として2020年11月に年初来高値を付けた後、やや軟調に推移していたが、足元で株価は再び上向き基調だ。きょうは、前週19日に21年2月期(今期)の単独税引き利益が前期比7.8倍の83億円になりそうだと発表し、好業績を評価した買いが膨らんだ。もっともコロナ禍で出生数減少に拍車がかかる可能性もあり、今後も成長の持続性を示せるか投資家は注視している。

■コロナ禍でも子供服需要

週明け22日、西松屋チェの株価は一時前週末比51円(3.3%)高の1588円と20年12月以来2カ月ぶりの高水準を付けた。終値は同0.3%高の1542円だった。今期の単独税引き利益を従来予想(6.8倍の72億円)から約10億円引き上げた。また営業利益も前期比6.4倍の122億円と従来予想(5.6倍の107億円)から15億円上方修正した。冬物衣料を中心に当初価格での販売が進み、値下げによる損失額が抑制されたためだという。

市場からは「成長が早い子ども服はどうしても買わなければいけない。大人が在宅勤務などの浸透でスーツなどを買う機会が減るなか、服飾費が子ども服の支出に向かいやすい」(藍沢証券の横山泰史アナリスト)との声が聞かれるなど、コロナ禍での業績拡大への期待感が続いている。

業績改善には西松屋チェの在庫管理の徹底が寄与した側面も大きい。同社の20年2月期(前期)は、売上高が1429億円に対し経常利益は23億円で、経常利益率はおよそ1.6%だった。今期予想では売上高が1590億円に対し経常利益は125億円で、経常利益率は7.9%と大幅に改善する見込みだ。

西松屋の業績

※西松屋チェーンの業績推移(21年2月は会社予想)

■在庫管理も奏功

バランスシートをみると、同社の在庫管理が効いている実態が分かる。直近の20年11月20日時点で商品と未着商品を合計した在庫の金額は約277億円と、19年11月20日時点(約285億円)と比べると8億円の改善。売上高が1割以上増えていることを考慮すると在庫が抑制されている。アパレル業界は売れ筋商品の見極めの難しさや天候変化などで在庫が積み重なり、キャッシュフローを悪化させる負のスパイラルに落ち込むリスクと常に背中合わせだ。「昨年までは在庫がだぶつき、夏と冬に大幅に値引き販売をして利益を落としていたが、在庫管理の徹底で利益を出せる構造に変わってきている」(国内シンクタンクのアナリスト)と指摘する。

今後の見通しについては、新型コロナのワクチン普及が進んだとしても、郊外での店舗展開の優位性や低価格帯の商品展開への消費者需要は変わらず恩恵は緩やかに続くとの声が多い。

ただ、やはりコロナ禍は懸念材料だ。厚労省が発表した20年度の妊娠届け出数をみると、4月から10月まで全ての月で前年から減少した。20年5月、7月は前年同月比10%以上減ったほか、20年10月までの累積では前年比5.1%減だ。

妊娠届け出数であって出生数ではないうえ、新型コロナの影響の有無について厚労省は見解を発表していないものの、「生まれてくる赤ちゃんの人数が減ってしまうという外部環境の変化は、今後のリスク要因になる」(前出の国内シンクタンクのアナリスト)との声が出ていた。

著者名

日経QUICKニュース(NQN) 菊池 亜矢


投資経験 3~10年
投資商品
日本株 外国株 先物・FX 投資信託

記事内の業績グラフ(急回復)が見事で、会社公表資料(https://moneyworld.jp/stock/7545/news/disclosure/20210210460598)を見たが、冬物単価維持以外の理由が分からない。確かに、娯楽の幅が狭まる一方、家族と散歩する時間は増えているので、子供服に贅沢するというストーリーはありそうだが。 とはいえ、記事中にある「生まれてくる赤ちゃんの人数が減ってしまうという外部環境の変化は、今後のリスク要因になる」が不安すぎる。一人っ子に高単価商品を着せたいという風潮が強まってくるのだろうか。

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2021/2/22 18:26 最終更新   2021/2/22 18:27 (最終更新)

1コメント
タマ
アパレルの利益はセール実施月「以外」の売上が肝だと思う。すなわち、3月前後と10~11月。18、19年と続けて、この期間は気温に恵まれず売上を伸ばせなかった。特に10~11月は2年連続で気温が高く、単価の高い冬物衣料の販売が低調だった。20年は10月から11月前半は数年ぶりに気温が低く、売上も好調だったのかと(11月時点での在庫にも影響?)。
ただ、3月は気温はそれほど高くなく、この期間が好調だったのはコロナ禍の影響かと。具体的には、おむつに代表される紙製品の買いだめ需要による客数増加ではと思う。

2021/2/22 22:24 最終更新   2021/2/22 22:34 (最終更新)

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