米国の家計の金融資産に占める株式・投資信託の比率は44.8%(米連邦準備理事会=FRB、2020年3月末時点)と日本の13.0%(日本銀行、同)を大きく上回る。2000年代に入り、日本では「貯蓄から投資へ」「貯蓄から資産形成へ」をスローガンにあらゆる国策を推し進めてきたが米国には遠く及ばない。日本で個人が投資に大きく踏み切れない要因は何か。日本の先を行く米国のリテール投資市場を知ることでヒントを得られる。米国の個人投資家が株式や投資信託を保有するようになった背景や理由などについて、米国のリテール投資事情に詳しい野村資本市場研究所の関雄太執行役員に話を聞いた。(聞き手はQUICK資産運用研究所 ...

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