【日経QUICKニュース(NQN) 永松英一郎】外国為替市場で円の先安観が根強い。日銀が1日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)が1年半ぶりにプラスへと転じた。製造業を中心に企業の景況感の改善は鮮明だが、日銀が金融緩和姿勢を弱めるとみる市場参加者は少ない。景気の回復期待を背景に米国では長期金利の上昇が続いており、日銀による金利抑制が日米金利差の拡大を伴う円の先安観を支えている。 ■「6月末までに112円台」 1日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=110円台後半で膠着感を強めた。前日に約1年ぶりの111円台が目前となる水準まで急ピッチで...

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