【NQNニューヨーク=戸部実華】7日の米債券市場で長期債相場は3営業日ぶりに反落し、10年物国債利回りは前日比0.01%高い1.67%で終えた。このところの力強い米景気回復を示す経済指標を受けても、足元は米長期金利の上昇の勢いが弱まっている。米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測に前のめりになっていた反動や季節要因による債券買いなどが指摘される中、市場はまだら模様の景気回復リスクにも目を向けつつある。 ■「8万店閉鎖」 大勢の買い物客でにぎわっていた米国の大型ショッピングモールからの客離れが加速している。新型コロナウイルスの感染拡大でネット通販の利用が拡大しているためだ。米調査会社...

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