【QUICK Market Eyes 池谷 信久】12日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比で4.2%上昇と市場予想を大幅に上回ったことで、米長期金利は一時1.7%台へ上昇し、株式相場は軒並み下落した。 SMBC日興証券の野地慎氏は12日の米国市場の動きは「相当にエモーショナルであり、各アセット間のコリレーションも説明が難しいものが多かった」と指摘。市場参加者の混乱(=インプライド・ボラティリティの上昇)が株安の主因であると言え、「今後、インフレ懸念から市場の方向性が大きく変化するとは現時点では判断し難い」との見方を示した。つまり、市場のテーマがインフレではあるものの、「...

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