来週(14~18日)の外国為替市場で円相場は1ドル=108円台後半まで上昇する余地がありそうだ。5月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が現行の金融緩和策を当面維持するとの観測が広がり米長期金利が低下。日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが進んでいる。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも早期の量的緩和の縮小(テーパリング)について具体的な言及はないとの見方が強い。 13日まで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)で台湾・香港情勢や人権問題を巡り主要国と中国の緊張が高まればリスクオフのドル買いが起きる可能性もある。日本時間15日発表予定の米小売売上...

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