【NQNニューヨーク 古江敦子】今週(6月14~18日)の米株式市場では、15~16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点となる。市場では、量的金融緩和の縮小(テーパリング)の議論開始に布石を打ち、2023年の利上げ見通しを示すとの観測が出ている。米連邦準備理事会(FRB)のハト派姿勢の後退で米長期金利が上昇すれば金融など景気敏感株が買われる一方、高PER(株価収益率)のハイテク株が売られて相場の重荷となりそうだ。 「2023年に最初の利上げが示される」 前週にダウ平均は276ドル(0.8%)安となり、3週ぶりに下落した。一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は1....

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