【日経QUICKニュース(NQN) 黒田麻友】KADOKAWA(カドカワ、9468)が上値を試す展開となっている。コロナ禍の「巣ごもり需要」を追い風に出版やゲーム関連の収益が拡大しているためだ。2014年に出版大手のKADOKAWAとネットメディアのドワンゴが経営統合してから約7年。ようやく成長路線に乗り始めた。浮き沈みの激しい業界で成長を続けるためにはコンテンツの大型化も求められる。 ■ゲームが収益貢献 2021年3月期の連結売上高は前の期比3%増の2099億円、営業利益は68%増の136億円と過去最高だった。成長鈍化が懸念されていた主力の出版事業の売上高が10%増の1295億円とけん引...

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