(※この記事は12月2日に配信されたQUICK端末からの転載です) 2021年はラニーニャ現象の影響で春先から穀物価格が高騰していたが、5月14日時点で米海洋大気庁がラニーニャ現象収束宣言を出してから一旦調整、その後、再びラニーニャ現象が発生していることもあってか、供給面が強く意識される形で穀物価格が上昇している。特に懸念されるのが人間の主食として供される小麦価格の上昇は穀物セクターの中でも顕著であり、年初来の価格上昇は本稿執筆時点で+30.2%となっている。今年は発電燃料を主体とするエネルギー価格の上昇が顕著であるため余り目立っていないが、価格上昇率は非常に大きい。 ■脱炭素で小麦価格上...

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