【QUICK Market Eyes 片平 正二】トルコ中銀(TCMB)が16日、金融政策委員会(MPC)を開いて政策金利を15.00%から14.00%へ引き下げた。4会合連続の利上げだったが、声明文では金融緩和のために限られた余地の利用を完了することを決定したとの方針が伝えられ、利下げサイクルをいったん終了する方針が示された。 野村証券は17日付のリポートで「もっとも、金融市場ではエルドアン大統領の圧力が強まれば再び追加利下げが実施されるのではとの思惑が燻っている」と指摘した。利下げサイクルの終了が示されたにも関わらず、トルコリラが軟調なことを踏まえたもの。リポートでは、トルコでインフレが...

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