【日経QUICKニュース(NQN) 船田枝里】国内債券市場で、長期金利への上昇圧力がやや落ち着いてきた。前週から債券市場の一部で広がっていた日銀の金融緩和修正への思惑が、払拭されたためだ。日銀の黒田東彦総裁が利上げへの議論を「全面否定」したことが投資家の買い安心感につながり、米金利急騰を受けた債券の売り圧力を抑えている。 ■反射売り→買い戻し 19日の国内の長期金利は前日比で上昇(債券価格は下落)した後、同横ばいに戻した。指標となる新発10年物国債の利回りは前日と同じ0.135%。18日の米長期金利の上昇を受けて朝方には同0.010%高い0.145%をつける場面があった。 年明け以降...

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