【日経QUICKニュース(NQN) 阿部美佳】金利の上昇懸念から新年度に慎重なスタートを切った債券発行市場で復調の兆しがみえている。世界的な金利の上昇局面が変わる気配はなく、資金調達に慎重だった企業が重い腰を上げ始めているためだ。さらに新年度早々、ESG(環境・社会・企業統治)債は活況で社債発行を促している。 アイ・エヌ情報センターによると、5月の社債発行総額は払込日ベースで4700億円程度となり、前年同月(4532億円)を上回る見通しだ。1兆1690億円と前年(1兆3323億円)を下回っていた4月から発行ペースはようやく戻りつつある。 戸田建や東北電、クレセゾンが起債再開 高インフレや...

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