【日経QUICKニュース(NQN) 椎名遥香】外国為替市場で続いてきた「ドル1強」に変化が出ている。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを一段と加速するとの思惑が後退していることが背景だ。一方、景気減速懸念を背景に株安が続き、投資家が運用リスクを取りづらくなるとの見方から「低リスク通貨」の円は買い戻しが入りやすく、利上げ前倒し観測がくすぶるユーロも持ち直しており、主要通貨は三つどもえの様相を強めている。 ■円が復調 通貨の総合的な強さを示す実効為替レートである「日経通貨インデックス(2015年=100)」をみると、ドルは25日時点で108.565と4月末に比べて0.8%下落した。年明けから上...

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