【NQNニューヨーク 古江敦子】原油の先高観が根強い。米連邦準備理事会(FRB)をはじめ世界の中央銀行による金融引き締めが景気悪化とエネルギー需要の伸び鈍化につながると懸念され、ニューヨーク原油先物相場は上昇の勢いが鈍っている。しかし、ロシア産原油の供給減などで需給の引き締まった市場環境はしばらく続くとの見方は多く、今のところ値崩れする状況とは言えないようだ。 6月21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近7月物が1バレル110.65ドルで終えた。3連休前の前週末比から1.09ドル(1.0%)上昇し...

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