【日経QUICKニュース(NQN) 長谷部博史】外国為替市場でトルコリラが対ドルで大幅に水準を切り下げている。トルコ中央銀行は18日に開いた金融政策決定会合で、政策金利の引き下げを決めた。政策金利を据え置くとの大方の予想に反した「不意打ち」の政策決定を受けてリラの対ドル相場は1ドル=18リラ台前半と、2021年末に付けた最安値(18リラ台)圏へ急落。インフレ率が80%に迫る中でもトルコ国内の景気浮揚を優先した利下げに踏み切り、リラの先安観は強まっている。
■「完全に不意打ち」利下げ
トルコ中央銀行は18日、主要な政策金利である1週間物レポ金利を1%引き下げて年13%にすると発表した。リラ...

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