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SBIアートオークションのライブ配信型オークション、落札率96.4%の好結果【Art Market Review】

Art Market Review

9月16日(金)・17日(土)の2日間に渡って開催されたSBIアートオークションのライブ配信型オークション「LIVE STREAM」についてレポートする。本セールでは、20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、絵画・写真・工芸などの良品が422点され、407点の作品が落札された。オンライン上で活発な競りが展開され250点近くの作品が、落札予想価格上限を超えて落札された。落札総額は4億8834万7500円(落札手数料含む・以下同)、落札率96.4%の好結果となった。

ロッカクアヤコの人気は変わらず

1日目は、マルチプル作品を中心に、落札予想価格平均21~34万円程度の作品が215点出品された。落札204点、不落札11点、落札率94.9%。単日の落札総額は、1億354万250円となっている。アート初心者でも気軽に参加できるお手頃な価格帯の作品が目立った。落札予想価格が5~10万円程度の作品で、3万円程度で落札される作品などもみられた。

価格に大幅な伸びを見せたのは、清家冨夫のモノクロのデジタルプリント作品。英国人女性ゾイの20歳から25歳までの成長と変化を撮影した“Portrait of ZOE”シリーズから、2点の出品があった。落札予想価格は、各10~15万円のところ、LOT.209は115万円、LOT.210は60万9500円で落札された。本作は、80年代に制作された清家の代表作でもある。世界で活躍する日本の写真家の優れた作品に注目が集まった。

2日目は、オリジナル作品を中心に、落札予想価格平均34~137万円程度の作品が207点出品された。落札203点、不落札4点、落札率98%と、前日を上回る盛り上がりをみせた。単日の落札総額は、3億8480万7250円となった。セール終盤では、多作家とのコラボレーション作品なども含む村上隆のマルチプル作品が66点続いた。ドラえもん、お花、DOB君など様々なシリーズが、絵画・立体・スケートボードなど豊富な作品種で揃い、村上ワールドを存分に楽しめる構成となっていた。

2日間を通じ、トップロットとなったのは、ロッカクアヤコのオリジナル作品LOT.273《Untitled》(100.5×100.0㎝、アクリル/キャンバス)。落札予想価格3000~5000万円のところ、7245万円で落札されている。ロッカクの勢いは止まらず、次点にもロッカク作品がランクイン。前述の作品とほぼ同サイズ、同技法の作品が、5060万円で落札された。ロッカク作品は全5点の出品があり、その落札総額は、1億4587万7500円を記録し、1日目の単日落札総額を上回る驚異の結果となっている。ロッカクの評価は高まる一方だ。

認知度高いMr. Doodle

今回は、イギリス出身のグラフィティアーティスト、Mr. Doodle(ミスター・ドゥードゥル1994-)に焦点を当て、レポートする。Mr. Doodleは、Instagramのフォロワー数が274万人越えという、人気の若手作家。作家名の「Doodle」は、落書きを意味している。その名の通り、独自のペンを使った太い線でキャラクターやシンボルなどを下書きもなく落書きのように描かれた作品は、POPでわかりやすく鑑賞する者を魅了する。有名なアパレルブランドとコラボレーションしたコレクションも発表しており、ファッション界などでも認知度も高い作家である。今回のセールでは2日間でオリジナル3点、マルチプル13点、合計16点の出品があった。いずれの作品も落札予想価格内もしくは落札予想価格上限を超えて落札されており、堅調な結果を残している。

2日目に出品されたLOT.259《A Piece of ‘Rainbow Doodle’》とLOT.260《Rainbow》、2点のオリジナル作品をピックアップする。《Rainbow》シリーズは、背景を1色で塗った30㎝角のキャンバス全体に落書きを書き上げているシリーズ。落札予想価格は各100~150万円で、LOT.259は178万2500円、LOT.260 は184万円で落札されている。

同シリーズのオークション結果を抽出分析したACFパフォーマンス指標より作品の動向をみる。落札予想価格平均は、2020年70~113万円程度から始まり、2022年まで緩やかに上昇を見せている。落札価格平均は、常に落札予想価格を大きく上回り推移している。2021年に若干の下降を見せるものの、2022年には回復、200万円前後で推移している。時価指数も大幅な上下動はなく170~200万円程度で、安定した推移を見せている。

ACF美術品パフォーマンス指標

ACF美術品時価指数

10月28日から開催されるSBIアートオークションでも《Rainbow》シリーズが2点出品されている。落札予想価格は、今回の出品と同じ100~150万円で設定された。どこまで伸びを見せることになるか注目される。

(月1回配信します)


※アート・コンサルティング・ファーム提供  ⇒リポート全文はこちら
 ※次回のSBIアートオークション開催予定は10月28日、29日

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