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ソニーグループ(6758) 業績予想を上方修正。来期以降は1割程度の営業増益へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2022/11/14)

・今期予想は前期比3%の営業減益へ
 企業価値研究所は23/3期の連結予想営業利益を1兆1200億円→1兆1700億円(前期比3%減)へ引き上げた。ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)は円安で買収費用などドル建てコストの円換算額増加を織り込み減額したが、音楽を中心とした好調な進捗やG&NS以外の円安効果を織り込んだ。来期以降の予想も増額。G&NSを牽引役に連結全体で1割程度の増益が続くとみた。

・「PS5」の部品調達難解消はポジティブ
 G&NSは、足元はリオープン(コロナ禍からの経済再開)で巣ごもり需要が剥落し厳しい状況にあるが、半導体不足の影響が薄れ据置型ゲーム機「PS5」の回復がみえてきた。当研究所では来期以降をみるうえでポジティブに捉えている。

・23/3期上期は営業9%増益
 23/3期上期の連結営業利益は6510億円(前年同期比9%増)となった。G&NSなどの減益を音楽および一過性の損益を含めた金融の増益などでカバーした。

・リスクファクター ~景気や為替変動、同業他社との競争激化など

・アナリストの投資判断 ~業績計画上方修正、「PS5」生産回復で株式相場全体の値動きを上回るとみる
 当研究所では今後の株価について、株式相場全体の値動きを上回るとみている。年初からの値下がりは、半導体不足が「PS5」に及ぼす影響に対する懸念が大きかったようだ。1Q決算発表後の下落はリオープンがG&NSに及ぼす影響がネガティブにみられた。足元の回復は連結全体の会社計画上方修正もポジティブだが、「PS5」の生産回復が好感されている模様。当面は値上がり基調が続くとみた。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス、精密機器、総合重機セクター担当


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 電気・精密機器、機械専門部会 評価実施アナリスト


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