【日経QUICKニュース(NQN)】ニトリホールディングス(9843)の似鳥昭雄会長は23日に開いた2022年3~11月期の決算説明会で、今期の一部について1ドル=147円80銭で為替予約したことを明らかにし、「迷いながらも為替予約すると決めた。もう少し我慢していれば良かったと思っている。(為替予約は)失敗した」と語った。
来期以降の外国為替相場について、似鳥会長は予想以上に米欧での景気後退が進み、インフレも収まっていくと指摘し、現状よりも円高・ドル安が進むと強調した。
また武田政則取締役は円高の進行について、「足元、1ドル=130円台まで円高に振れており、売価を引き上げてきたものは値下げしていきたい。為替変動に伴って下げていく方針で準備している」と述べた。「家具を中心に値上げを実施してきた。円高が続き、物流費が下がれば、家具売価を引き下げたい」と語った。
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