(この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です)
日銀が12月20日の金融政策決定会合で長期金利の変動幅をこれまでの2倍の「プラスマイナス0・5%程度」に広げた。すかさず長期金利は急騰し、日銀が保有する約550兆円の長期国債の含み損は7兆円近くに膨らんだ。これで「利上げ」が終わるだろうか。
これまでの金融政策は「政策の選択肢の1つだ」などと呼べる範囲を超えて、さまざまな問題を引き起こしてきた。例えば国債を持っているだけで損失が出てくる状態だから、地方銀行などが外債投資などの慣れないリスクをとった結果、海外金利の上昇で多額の損失を抱えることになった。
国債の利回り曲線が直線状でなくな...

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