日銀の情報発信は額面通りに受け止められない—市場にくすぶる思惑（FXストラテジー）
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 岡田真知子】注目を集めた17～18日の日銀の金融政策決定会合では「現状維持」が決まった。外国為替市場では思惑が外れた市場参加者による持ち高解消の円売り・ドル買いが加速した。ただ、海外市場では、円は会合後の下げを埋める水準まで上昇。今後の日銀の政策修正の思惑は消えず、円はなかなか下がらない。
日銀会合前には、長短金利操作（イールドカーブ・コントロール、ＹＣＣ）の撤廃や長期金利の許容する変動幅の拡大といった政策修正を行うのではないかとの思惑が強まっていた。だが、フタを開けてみると、現行の緩和策は維持。円買いの持ち高を積み上げていた市場参加者は持ち高解消を急ぎ、...
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